ゆうじおにーさんと (ページ31)

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しらないおにーさんページ31

西田side

Aの授業参観からしばらく経った。

今日はオフだったので俺は家でゴロゴロしている。

Aもお昼で学校終わるって言っとったから昼飯なんにしよーかなー、と考えながらスマホをさわる。

すると、某メッセージアプリでAから連絡がきた。

「なになに、まさくんとしらないおにーさんつれて家にかえります。へー。しらないおにーさんねぇ、

.....しらないおにーさん？！？！？！？！」

誰だよ？！マサさんが居るんだから大丈夫だとは思うけど、流石に名前をいってくれ？！？！

もしかしたらクソキモ変態エロジジイかもしれないし？！？！

これAが危ないやつ？！？！

どーしよう？！？！

まぁまぁ。

落ち着け。

落ち着くんだ西田有志。

そう。最初にも言った通りマサさんが居るんだ。
マサさんがいる限りクソキモ変態エロジジイがついてくる事は無いんだ。

多分。

『ただいま、』

「おじゃまします。」

「おじゃましまーす。」

帰ってきた。

「おかえりー！ってなんだぁ、関田さんかぁ。」

「なんだとはなんだ。」

失礼なやつだな、と言う関田さんにすみません笑と言っておく。

「いやぁ、Aが知らないおにーさん連れて帰って来るって言うから、もしかしたらクソキモ変態エロジジイが来るのかと思って.....」

「お前は俺がクソキモ変態エロジジイを連れて帰ってくると思ってんの？？」

と、マサさん。

「そんなことないっすよ！！」

嘘です。ほんのちょっっっっっっっっっっっとだけ可能性感じてました。

という言葉は飲み込んでおく。

そんな俺に気づかず、

「代わりにゴリラが来たけどな」

「うるせーわ」

そう会話するマサさん達を見ていると

『おにーさんもごりらだけどね。おひるごはんなに？』

と、Aに言われた。

ついに妹にもゴリラ認定されたわ。

しかし言われっぱなしは嫌なので一発はたいてやった。

不満げな顔で見てくるA。

「もうハンバーグ作んねーぞ」

と、言えば

『おにーさんごめんね。おひるごはんなに？』

即答だった。

『おひるごはんなに？』

作ってやるからまっとれい！！！