八十八話 ページ7
前田くんの言葉に私も頷いていたが突然会話に入ってきた竹ちゃんに視線を向ける
「え?それはどうしてですか?」
「あいつは頭が切れすぎる。普通思い付くか?あんな短時間であんだけの作戦を」
『黒田くん皆と仲良くなる為にずっとPBB作戦隠し持ってたんじゃない?』
最近仲間はずれ多いからな、ありえる。プププと笑いながら竹ちゃんに伝えると鼻で笑われた。それは私に対してなのか黒田くんに対してなのか…
「ああいうヤツは結局自分のことしか考えてねぇんだよ」
「まぁ、確かに実家に連れて行きたいタイプではないよな」
『えぇ、黒田くん良い子じゃん。可愛いし面白いし』
「そりゃAの前だけだろ。猫被ってんだよ」
『あの態度で?』
だとしたらヤバいだろ。ゲンコツしようとしてきたんだぞ。楽しそうに笑う皆に理解できず、私は首を傾げていた
「まぁ、100パーで信用しない方が俺は良いと思うけどね」
「クールだね〜!フッフ〜!」
そうか、やっぱり仲間はずれにされるくらいだから黒田くんあんまり好かれてないのか…
せっかく良い作戦も考えてくれたのにずっと仲間はずれも可哀想だ。何か出来ることはないか…と悩んだが、校内放送で井伊くんの旗印が発表されたので場所を変える事にした
みやびちゃんは信長くんを探しに、龍造寺くんとは途中で分かれて残りのメンバーで教室に向かっているとバタバタと足音が鳴り響いた
『これって…』
「龍造寺だな」
先程別れたはずの龍造寺くんが大慌てで現れた。
「た、大変や‼︎井伊が‼︎」
『井伊くんが?』
「おい井伊がどうしたんだよ‼︎」
「っ大変ばい‼︎」
「だから、何が大変なんだよ‼︎」
「い、井伊が…血まみれで倒れとるばい‼︎」
龍造寺くんの言葉に酒井くんと榊原くんがすぐに駆け出した。私は保健室に、前田くんと龍造寺くんは教室へ向かって説明してもらうようにお願いした
『つ、艶ちゃん!』
「oh!またAちゃん…今度は何の用?」
『い、井伊くんが血まみれで…今から運ばれるからしょ、処置をお願いしたくて』
「oh my god!?血まみれで!?」
ガタッと立ち上がった艶ちゃんは棚から包帯などを急いで取り出しはじめた。私はドアから顔を出して榊原くん達が来るのを眺めていた
『井伊くん‼︎』
「一応気絶してるだけみたいだ…」
担架に乗せられた井伊くんは頭から血を流しており、なんとも痛々しい。
「ここからは立ち入り禁止ヨ」と保健室を追い出された私たちは、廊下で彼の無事を祈るしかできなかった
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オタくん♀(プロフ) - 完結､､､だと､､､そんなーーー‼︎(T ^ T) (2023年1月2日 23時) (
レス) id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - …ん？お、終わり…だと？嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ (2023年1月2日 22時) (レス) @page44 id: 940717e19b (このIDを非表示/違反報告)
オタくん♀(プロフ) - 何度も見ています！何度見ても面白いし胸がキュンキュンしちゃうぐらい大好きです!更新頑張って下さい！ずっと待ってます！😄 (2022年11月21日 22時) (レス) id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
真子ちゃん(プロフ) - 待ってます (2022年11月14日 15時) (レス) id: 955c1a3158 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 何度見ても面白いです😍更新頑張ってください！！待ってます！！ (2022年11月9日 23時) (レス) @page44 id: c191c4b3ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：間取り | 作成日時：2022年9月10日 14時
