八十七話 ページ6
「そこまで!Aさんの負けにより、前田くんの勝利。前田くんは61ポイント獲得です」
はぁはぁと荒い息のまま膝を押さえて去って行った魔村さんの背中を見送るとポンと肩に手を置かれた
「A、120ポイントの時もよろしくな」
『ぜっっったいにやだ』
「抵抗せずに俺の手握ってりゃ良いだけなんて楽だろ」
『その余裕そうな顔がムカつくから抵抗するんです〜!』
確かに大人しく待機していれば良いのかもしれないが…全員もれなくにやにやと笑ってくるのでどうにか負かしたい。
そんな闘争心が私を燃やす
「A〜。次俺と」
『残念、和倉腕相撲は閉店しました』
「おい開けろよ。まだ並んでんだぞ」
遠慮せず、旗印に私の名前を書く榊原くんに腕でバツを示すと逆ギレしてきた。
まだポイントを獲得していないメンバーも全員私と腕相撲をしようと思っていたのかブーイングが飛んで方がそんな事知らない。男達で争え
知らんぷりを続けていると諦めたのか私の名前に×をして新たに名前を書いていた。強制してこないところがここのクラスの良いところだ。
「Aさん、ちょうど良かった。音楽ホールで今川くんと本多くんが椅子取りゲームをされるそうですよ!」
『うっわ、絶対面白いじゃん』
行きましょう!と私の手を引くみやびちゃんはとても嬉しそうで、この作戦を考えた黒田くんには頭が上がらない
ドアを開けて中を覗くと軽快な音楽と共に椅子の周りをスキップする本多くんと今川くん。そして観客席でノリノリでウェーブする井伊くん達
異様な光景だが微笑ましいそれに、みやびちゃんと顔を見合わせて笑ってしまう
椅子取りゲームは本多くんが勝利を収め、次の旗印まで談笑タイムだ
「いや、PBB作戦絶好調だな!」
「ハハっ 順調すぎて怖いくらいだ」
「よし、次はお前達の番だ!頼むぞ」
「おう!」
「よ〜し、先行ってんぞ」
『龍造寺くん頑張れ〜』
「おい!龍造寺は負け役だから俺を応援しろよ」
椅子取りゲームの次は井伊くんと龍造寺くんの俳句勝負。
勝ち役の井伊くんが勝負の準備をする為、龍造寺くんより先に音楽ホールを出ていくようだ
『正直…井伊くんは応援したくない』
「正直すぎるだろ」
『ふふ、うそうそ頑張って』
「…ん。」
そう言って穏やかに微笑んだ井伊くんは私の頭を撫でてホールを出て行った
「しかし、信長のバカは役に立たねぇが…黒田はすげぇよな」
「…まぁ、俺は信用してねぇ」
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オタくん♀(プロフ) - 完結､､､だと､､､そんなーーー‼︎(T ^ T) (2023年1月2日 23時) (
レス) id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - …ん？お、終わり…だと？嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ (2023年1月2日 22時) (レス) @page44 id: 940717e19b (このIDを非表示/違反報告)
オタくん♀(プロフ) - 何度も見ています！何度見ても面白いし胸がキュンキュンしちゃうぐらい大好きです!更新頑張って下さい！ずっと待ってます！😄 (2022年11月21日 22時) (レス) id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
真子ちゃん(プロフ) - 待ってます (2022年11月14日 15時) (レス) id: 955c1a3158 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 何度見ても面白いです😍更新頑張ってください！！待ってます！！ (2022年11月9日 23時) (レス) @page44 id: c191c4b3ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：間取り | 作成日時：2022年9月10日 14時
