百一話 ページ20
『ちょ、ちょっと待った!』
「…あ?」
『そんな事したらわざわざ私達が個別に送った意味が無いじゃん…!』
「関係ねぇ」
張り上げた声は少しだけ震えていたが一時的に彼らの動きを止めれた。けれどそんなのお構いなしと言ったように今川くんはニヤリと笑い、再び"せ〜の"と声が揃った
…もう、ダメだ。震える手をグッと握り目を瞑ると今まで静かだった信長くんが声を上げた
「全て"○"だ!」
言ってしまった。驚いて信長くんを見るクラスメイトに罪悪感と緊張でうるさかった心臓の音が更に大きく、早くなる
カランッとアイスの棒を投げ捨て、信長くんは立ち上がった
「貴様らに送られたのは全て"○"だ。」
信長くんの言葉にお互いの画面を見せ合う彼らに心臓がキリキリと痛んでいく。
「っていうことは、お前ら2人が俺たちを騙したってことか?」
「ウソやろ…Aちゃん、みやびちゃん」
「A…日下部も、どういうことだ?」
突き刺さる冷ややかな視線に一歩後退り、下を向いて瞳を震わせるみやびちゃんの手を再び強く握りしめる
『こ、これは、っあの…』
「貴様らが思っている通り、みやびとAが全てを考えた」
その言葉を皮切りに、立ち上がって集まっていた彼らは一斉に私たちを見下ろした
「てめぇ!」
「お前らふざけんなよ!」
「どういうことなんだよ!」
詰め寄って来た酒井くん達の勢いに押されつつ、みやびちゃんを守るように対峙する
『っこ、これは…このクラスを、その、』
「クラスを何だよ…"まとめるために"ってか?その為だったら俺たちに裏切り者を見つけたって嘘ついても良いのかよ。そんな嘘に気付かない俺たち見て面白かったかよ⁉︎」
『そんな事っ…!』
「あるだろ。…なんたってお前には家康が付いてるんだからな」
やけに噛み付いてくる今川くんに私も負けじと声を張り上げるが突然出てきた徳川くんの名前に眉を顰める
『なんで今、徳川くんの名前が出てくるわけ…』
「そりゃあA、お前が裏切り者だからだよ」
「Aちゃんが…?」
「さ、流石に嘘じゃろ」
「そんなの…笑えねぇよ」
周りの皆に楽しそうに伝える今川くんに理解が追いつかない。何で、今、私が裏切り者にされるんだ。
「おいAっ!何とか言えよ!」
「お前…ずっと俺たち見て笑ってたのかよ」
怒りで興奮している榊原くんに肩を力強く掴まれるが私は小さく首を振って否定するしかできない
『ち、違う。私裏切り者なんかじゃっ…』
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オタくん♀(プロフ) - 完結､､､だと､､､そんなーーー‼︎(T ^ T) (2023年1月2日 23時) (
レス) id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - …ん？お、終わり…だと？嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ (2023年1月2日 22時) (レス) @page44 id: 940717e19b (このIDを非表示/違反報告)
オタくん♀(プロフ) - 何度も見ています！何度見ても面白いし胸がキュンキュンしちゃうぐらい大好きです!更新頑張って下さい！ずっと待ってます！😄 (2022年11月21日 22時) (レス) id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
真子ちゃん(プロフ) - 待ってます (2022年11月14日 15時) (レス) id: 955c1a3158 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 何度見ても面白いです😍更新頑張ってください！！待ってます！！ (2022年11月9日 23時) (レス) @page44 id: c191c4b3ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：間取り | 作成日時：2022年9月10日 14時
