九十五話 ページ14
翌日、パンパン!と前に立つみやびちゃんが手を叩いた。私も横に立って教室内を見渡してみる
数人で固まって話していたクラスメイトは全員手を叩く音に反応してこちらに視線をやった。
沢山の視線に少し緊張しているみやびちゃんの背中に手を当てると息を吐いて小さく頷いた
「私、占いで裏切り者を突き止めました」
「えぇ⁉︎」
「マジか⁉︎」
静かだった教室がざわめきを取り戻す
「今からAさんが2種類の印を送ります。絶対に人には見せないでください。」
『いやぁ…流石みやび大先生の占い、』
「いいから早く送れよ」
『っちょっとくらい良いじゃん!』
少しアドリブを入れようと思ったが井伊くんにヤジを飛ばされた。気の短い男め…とぼやきながら全員に○の印を送る
クラスに響き渡る沢山の着信音。一斉に携帯を確認した彼らにみやびちゃんと顔を合わせて頷き合う
「一つは仲間の印、もう一つは裏切り者の印。これを見れば思い当たる節があるはずです。」
教室内を歩くみやびちゃんとは別に、私は教卓でそれぞれの反応を伺ってみる。別に優れた観察眼があるとかではないが…なにか発見があるかもしれない
「さぁ、これで裏切り者が誰かを特定できました。」
『…じゃあPBB作戦、再開しようか』
「はぁ?裏切り者明かさねぇのかよ」
私の言葉にやはり食いかかってきた井伊くんにみやびちゃんは毅然とした態度で返した
「知る必要はございません」
「何でだよ!」
「よく考えてみてください。なぜ家康くんが裏切り者がいる事を明かしたのか。…それは、皆さんの輪を乱すためにほかなりません」
カッコいいよみやびちゃん‼︎私だったら絶対動揺しちゃう‼︎
キラキラと輝いて見える女神のようなみやびちゃんに拍手をしたいがその衝動をなんとか抑え込む
「確かに…」
「私達がすべき事は、裏切り者探しではございません。作戦を遂行することにあるのです!」
「…では、我々にこの印を送ったのは?」
こちらに目をやった上杉くんと視線が合うと、優しく微笑まれた
『それは私とみやびちゃんが裏切り者に目を光らせていると伝えるため。』
「2人の目があれば、迂闊には動けないはず」
ぐるりと教室内を見渡す。…一応乗り切れたのかな?
バレないようにホッと息を吐き出しながらみんなの反応を確認するが特に目立った人は居ない。
「それでは、PBB作戦を再開します。いいですね?」
その問いに教室内は静まったがもう一度、強めに問いかけると全員声を揃えて返事をした
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オタくん♀(プロフ) - 完結､､､だと､､､そんなーーー‼︎(T ^ T) (2023年1月2日 23時) (
レス) id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - …ん？お、終わり…だと？嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ (2023年1月2日 22時) (レス) @page44 id: 940717e19b (このIDを非表示/違反報告)
オタくん♀(プロフ) - 何度も見ています！何度見ても面白いし胸がキュンキュンしちゃうぐらい大好きです!更新頑張って下さい！ずっと待ってます！😄 (2022年11月21日 22時) (レス) id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
真子ちゃん(プロフ) - 待ってます (2022年11月14日 15時) (レス) id: 955c1a3158 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 何度見ても面白いです😍更新頑張ってください！！待ってます！！ (2022年11月9日 23時) (レス) @page44 id: c191c4b3ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：間取り | 作成日時：2022年9月10日 14時
