第5話 変わるきっかけ ページ10
「離れろユウヤーーー!!」
「あはは♪」
二人はまるで年の離れた兄妹のように仲良くしていた。
………だが、それが憎かった。
人を傷つけたくせに、のうのうと笑っているユウヤが。
………そして、そんなユウヤを受け入れているAが。
初めて見た時は理解できなかった。
だがまさかそばにいる者の責任としてユウヤを受け入れていた、なんて理由があったとは。
……“五年前の電車事件”の中で、誰よりも変わろうと努力し、誰よりも大人だった………いや、人間としてできていたのは最年少の少女だったのだ。
「Aちゃんは傷つけないで」
ユウヤがふと、そう言った。
リンタロウは足を止める。
「それはお前次第だ」
「なんでもするからか…………変わるから」
ユウヤはあの時とは違う真っ直ぐな目をしていた。
きっとAのおかげだろう。
「………わかった、お前にはすこしやることがある」
「?わかった」
………ユウヤはすんなりついてきた。
変わったのだ。
彼はAのお陰で、変わろうと努力をして、変わっていっているのだ。
「(他の参加者はどうなのだろうか………)」
リンタロウはAを見る。
「(この子なら、
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とp(プロフ) - ハチミツころっけさん» コメントありがとうございます!同じ作る人からのコメント初めてでとても嬉しいです!頑張ります! (3月26日 18時) (レス) id: 60e902b523 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツころっけ(プロフ) - 新着順から失礼!プロフまで読ませて頂きました!はちゃめちゃに面白いです!夢主ちゃんのノリが好きです!私も今占ツクで狼ゲームの夢小説書いてるんですよねー!お互い頑張りましょう! (3月24日 8時) (レス) @page4 id: 412fafe8d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とp | 作成日時:2024年3月22日 17時