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第3話 この子だけは ページ8

「ボクの軽い頭を下げたくらいじゃ怒りはおさまらないかもしれないですけど、空っぽなユウヤの代わりに謝罪します、またユウヤが人を傷つけた場合、ユウヤを殺してボクも死にます………本当に、許してもらわなくて構いません……………貴方の家族を傷つけて、貴方に怖い思いをさせて………申し訳ございませんでした」


そう言ってボクは頭を下げた。


完璧な土下座で。


「………」


リンタロウはなにも反応しない。


………あ、ごめん待って。


この体制だいぶキツイ←


リンタロウ〜〜許さなくていいからなにか喋って〜(泣)。


「……ごめん、なさい」


「!」


「ユウヤ?」


重い沈黙が続く中、まさかの声を出したのはユウヤだった。


「僕、Aちゃんがそこまで考えて僕と一緒にいてくれてるなんて知らなかった………あんなに言葉を連ねて、死んで詫びるくらい人を傷つけることがなんで駄目なのかもわからなかった」


「ユウヤ……?」


ユウヤは狼のお面を真っ直ぐと見て、頭を下げた。


土下座、してる………?


「本当にごめんなさい…………まだ全部理解しきれてるわけじゃないけど、必ず変わる………だから、Aちゃんだけは殺さないで……」


「ボク?」


「死んで詫びるなら、当人の僕が死ぬから…………」


「………なんで」


「「え」」


り、リンタロウ君??


やっと喋ったと思ったらその言葉が疑問詞ついててボクちょっと怖いよ??


「…………変わったんだね、変われたんだね、ユウヤ」


「………」


「でも、無理だよ……………信用できない」


「………」


まぁ、そうだろうな。

第4話 人質→←第2話 ユウヤのそばにいる理由



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とp(プロフ) - ハチミツころっけさん» コメントありがとうございます!同じ作る人からのコメント初めてでとても嬉しいです!頑張ります! (3月26日 18時) (レス) id: 60e902b523 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツころっけ(プロフ) - 新着順から失礼!プロフまで読ませて頂きました!はちゃめちゃに面白いです!夢主ちゃんのノリが好きです!私も今占ツクで狼ゲームの夢小説書いてるんですよねー!お互い頑張りましょう! (3月24日 8時) (レス) @page4 id: 412fafe8d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とp | 作成日時:2024年3月22日 17時

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