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命令違反 ページ5

「じゃあ、どうしたら出られるというんだ?」


『もぉ、言うこと聞いてくれないなら罰を受けてもらいますよ!10秒間だけ待ちますからね!』


そう言うや否や声は本当にカウントをし始める


僕はぼーっとしながらどうするか考えていた。


とりあえず手近にいて、引っ張られてくれた人を椅子に座らせていく。


「わっ」


「え?」


「わぁ♪」


『ちょ、ぼっちゃま!!早くお座りくださっ…』


すると、カウントが0になった途端口々に痛いと叫ぶ声が散漫した。


僕にも電流が襲ったが、”無痛無汗症”なので効かなかった。


「?」


『これで命令に従う気になりましたか?』


数秒にも満たない時間の悲鳴が止むと中央のイスに何かが姿を表した。


「羊と……狼?」


『どうもみなさん初めまして!狼ゲームの主催者であるメリーと』


『ウルフだ…』


愛くるしい見た目のぬいぐるみ?が喋っているんだけどこれはどうなっているんだろう。


「に、人形が喋ってます…き、きもい…」


『いやあなたも大概ですけど…』


「おい!俺たちになにをしたんだ!」


『あ、あなた達の骨髄神経にデバイスを取りつけさせてもらいました…!』


「骨髄神経に…もしかしてさっき言ってた罰ってデバイスから電流か何かを流したってことですか?」


『は、はい』

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作者名:とp | 作成日時:2022年12月26日 8時

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