暗い部屋と投げスマホ ページ3
『ぼっちゃま、大丈夫ですか?怪我は?動悸に異常は??』
「そんな心配しなくても異常はないよ…にしてもここは…?」
『それが…買い物帰りに狼の仮面を被った人物にぼっちゃまは気絶させられて、誘拐されて…スマホがバックに入れられたせいで、私にもここはどこだか…』
「…ついに来たのか」
僕はここにいる理由をちゃんと理解している。
僕がここにいるのは、
『ぼっちゃま…?』
「ともかく電気をつけて早くここを出よう…出なければ始まるものも始まらない」
パチッ
「…」
ぴょんっ ぴょんっ
『ぷっくく!ぼっちゃま、身長が、足りてw足りてないですよwアハハw』
「…」
電気をつけたまではいいんだ。
元々夜目が効くから一分もかからないうちに電気はつけれたし。
そして扉に書いてあるヒントが読めたまではいいんだ。
すぐに答えはわかった。
だけど…。
「(電球に手が届かない!)」
椅子に乗っても届かない。
ふざけんなよなんでこんなに電球高い位置にあるんだよ!
『あっははははw!ヤバイヤバイぼっちゃまww』
ぶちっ
『あー?なんかなってはいけない音が…』
スッ
「…いい方法を思いついた」
『はい?ぼっちゃま、あの、スマホを手にとってどうし…ってその構えはちょっとあのはいスミマセンデシタからちょっと』
「
『ぼっちゃま!?早まらないでくださ』
ブンッ
ゴッ チャリンッ
ゴンッ
『良い子はスマホを投げないでくださァァァァァい!?』
※このスマホは最強素材でできており無事ですが、通常では壊れます
「よし、鍵ゲット」
『ぼっちゃま怖いぼっちゃま怖いぼっちゃま怖い』
「ん?」
『すいません黙ります』
さてと…扉を開けるか。
ガチャッ
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作者名:とp | 作成日時:2022年12月26日 8時