21 Shintaro side ページ12
(Shintaro side)
起きるともう朝日がしっかり昇っていた
午前9時
隣を見るとAの綺麗な寝顔が目に入る
いやいや、幸せすぎるだろってニヤつく頬をおさえる
Aとまた付き合ってから、毎日幸せすぎて怖かった
もう二度と隣にいれないと思ってたAと一緒にいられることが嬉しいと同時に不安だった
何度もAを傷つけた自分にAの隣にいる資格なんて一切ない
そんなことわかってる
その償いは来世でしっかり果たすから、今世はもうAから離れたくない
またAがいなくなったら
もう俺は呼吸することさえできなくなると思う
Aの目が静かに開く
「目開けて寝てた？」
質問が可愛すぎる
「うん
可愛かった」
「ん…そりゃどうも」
「今日仕事は？」
「ん…午後から」
寝ぼけているからか答えが少し遅れてくるのがまた可愛い
「じゃあ、ちょっと早めにここ出て一緒にランチしよ
美味しい定食屋さん知ってるから
食べ終わったらお店まで送るよ」
Aの反応がないから心配になる
「A、どうかした？
体調悪いなら家で済まそうか
お粥くらいなら買い物行かなくても作れるけどなんか他に食べたいものあれば買ってくるし」
不安になって必要以上に多くのことを言ってしまう
ほら、余計Aが困ってる
「違う、違うの
体調いいから心配しないで
定食屋さん行こう」
「じゃあなんで泣きそうになってるの」
聞かない方がいいのはわかってる
自分の気持ちを表に出さないAの、不器用なところが大好きで、苦手だった
何か言いたいことがあって、でも頑張ってそれを心に仕舞い込んで、でも隠すのは下手で、泣きそうなAを見て見ぬふりし続けて、それでどうなった？
ここで聞かなきゃ、またAは俺の前からいなくなる
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杏 - このお話か大好きなので続き書いていただきたいです！！ (2020年6月24日 21時) (
レス) id: e23a663fb5 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - jesstanさん» いつもありがとうございます！かなりマイペースな更新ですがまた楽しんでいただけると嬉しいです^_^ (2020年3月2日 6時) (レス) id: d5be1d1da7 (このIDを非表示/違反報告)
jesstan(プロフ) - 更新おつかれさまです！ 本当に大好きな作品で、いつもキュンキュンさせてもらってます^ ^ (2020年1月14日 1時) (レス) id: d213c6b11b (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - ほしこさん» ありがとうございます^_^マイペースな更新で申し訳ないですがこれからも時々覗いてもらえると嬉しいです^_^ (2020年1月14日 0時) (レス) id: d5be1d1da7 (このIDを非表示/違反報告)
ほしこ(プロフ) - 更新たのしみにしてました！これからのお話も楽しみにしてます(*^_^*) (2019年12月15日 8時) (レス) id: f02d39bf48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす | 作成日時：2019年10月17日 13時
