灰神兄弟とご対面 ページ13
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
夜の客のピークが過ぎた頃。伊吹と紗綾は閉店に向け、片付けを始める。今日も鳴神は来店しなかった。
店内には、伊吹が洗い物をしている音が響く。紗綾が机を拭いているとカランを扉を開ける音がした。
紗綾が振り返るとそこに居たのは灰神兄弟だった。
「こんばんは！お仕事、お疲れ様です！」
紗綾がニッコリ笑って言う。
「ありがとう紗綾ちゃん。」
「ありがとな。」
灰神兄弟は同時に言うとカウンター席に座り、コーヒーを注文する。双子ならではのコンビネーションだ。
紗綾が机拭きをしていると、翼が聞く。
「ねぇ紗綾ちゃん。この前見つけた女の子。どんな子か見ていっていいかな？」
翼の言葉に翔もこくこくと頷く。
「ちょっと待って下さい。本人に聞いて来ます！」
紗綾はそういうと２階に登った。
数分後、紗綾が降りて来た。紗綾の後ろにダボダボしたフード付きの服を着た少女が紗綾の服の裾をギュッと握りしめている。
「その子が？」
翔が紗綾に問いかける。瞬間、少女の肩がびくりとする。
「Aちゃん。フードとって？先輩達は大丈夫だよ？」
フードの端をつまむ。少しためらった後、フードを取る。
「こんばんは…私は…雨乃川…Aと言います…よろしくお願いします…」
消え入りそうで、でも良く通る声で言った後、フードを再び深く被り、紗綾の後ろに隠れてしまった。
そんな少女を見て翼が微笑して
「おれは灰神翼。こっちが双子の兄の翔だよ。よろしくね？」
「俺が翔だ。よろしくな！」
コクリと頷く。
「ちなみに俺ら火のマテリアルだ！」「マテ…リアル…」
呟くように言う。
「知らなかった…です。」
灰神兄弟はしばらく談笑した後、帰って行った。
誰も居ない２階の部屋でAが呟く。
「マテ…リアル…知らない…けどどこか…懐かしい」
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優香(プロフ) - マテマテ大好きなので頑張ってください (2014年1月3日 15時) (
レス) id: a7b5b4c215 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍｅｉ - すごく面白いです。続き頑張って下さい＾＾ (2013年10月13日 0時) (レス) id: 08f87ab4bc (このIDを非表示/違反報告)
美燦雅(プロフ) - 葵さん» とれてますよ〜私も最初はオリフラ外すの忘れてました (2013年10月7日 20時) (レス) id: 1df7441659 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 皆さんすいませんでした！これで取れましたか？初めてなもので…すいませんでした。 (2013年10月7日 19時) (レス) id: 8d5fd27030 (このIDを非表示/違反報告)
美燦雅(プロフ) - 違反報告される前にオリジナルふらぐは外したほうがいいですよ (2013年10月7日 17時) (レス) id: 1df7441659 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2013年9月7日 12時
