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A「お邪魔しました」
母「また遊びに来てね」
A「はい」
ちょっと名残惜しそうにしてくれるお母さん。
一番初めに会った時は「さん」づけだったのに、今日は「ちゃん」って呼ばれてて。
きっと大貴のお陰で、私の印象が良くなったのかなって思って、大貴に感謝だね。
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有岡「おお、やっぱ洋服は歩きやすいな」
A「そうだね。でも・・・・すごくかっこよかったよ」
有岡「そう言えば・・・・
さっき、営業二課の萩原課長出てたよ!
母ちゃんに話し合わせてさー、俺とあの子が悪者みたいなー」
A「だって、ヤキモチやいちゃったんだもん。
大貴は意識しちゃってたし」
有岡「偶然だって、もうなんとも思ってないし」
恋人繋ぎをしている腕を、思いっきり引っ張った。
バランスを崩した大貴の首を狙って、唇を付けると、大貴は、そのままの姿勢を保った。
いつか大貴がしたみたいに、私のシルシをつけた。
有岡「イテッ・・・・キスマーク・・・・つけたの?」
ちょっと暗い道の端で、我慢出来ずにしてしまった。
A「だって、最近、会う時間が少ないし・・・・
寂しいんだもん」
有岡「ごめん・・・・ちょっと用事が立て込んでて。
そろそろ終わるから。
明日は、早目に行くよ。
俺だって、それ脱がせたいから、やっぱ行くのやめよっかなーとか思っちゃうよ」
ポーチから絆創膏を出し、「ちょっとかがんで」と小さくなってもらって、私のつけたキスマークを隠した。
約束をしている居酒屋の、すぐ裏の道で、大貴が腕の中に私を入れ、
有岡「俺は、Aだけだし」
私のおでこのあたりで、そう告げると、あごに指を当てられ上を向かされ、深くて、熱いキスをしてくれた。
大貴の出した舌を、チュッチュッと吸い、その後は、私の口の中で大貴の舌がぐいぐい動いていて、離れたくない・・・・・そんな気持ちでいっぱいだった。
今日は、私の事抱いてくれないんだ…
その代わりのキス・・・・
お互い、体中が熱くなっていくのがわかった。
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「大ちゃん、道路でそんな事しちゃ、ダメですよ!」
びっくりして、顔を離すと、
自転車のライトが強弱をつけ、近づいてきた。
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作者名:やまぱん | 作成日時:2017年2月1日 23時