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実際、嬉しそうなLINEが送られてきてたし。
新しいシーツを出し、マットレスにかけた。
うん、気持ちいい。
有岡「なあ、土曜は仕事だっけ？」
A「うん」
有岡「遊びに行ってもいい？」
A「どうぞ」
LINEで遊ぶ約束をしてるんだ。
大貴はすぐ友達が出来る。
楽しい夏休みで、羨ましい。
有岡「金曜も出かけるわ」
A「.....うん」
確認なんてしなくていいのにと思いながらも、数分前はちゃんと聞いてくれたのにな。
すごく楽しそうな顔してるから、聞いてみた。
A「どこ行くの？」
有岡「え？決まってない」
A「そっか...」
誰と行くの？って聞けなかった。
姑の次は母親かって思って。
シュンって気持ちになったけど、シーツをピシッとキレイに敷けたから、ちょっと気持ちが上がる。
それなのに.....
有岡「そうだ、A、アヤちゃんに嘘ついただろ？」
急におっかない顔で怒られた。
A「え？何が？」
色々後ろめたい気持ちがあるから、すぐに何の事か分からなかった。
有岡「 ベッド、俺の枕じゃないのに、俺のだって言っただろ」
もちろん心当たりがある。
だけど彼女としての最大の抵抗だし、怒られる筋合いはない。
A「なんで？」
有岡「何が？」
A「どうして私が、大好きな彼氏の枕を他の女に貸さないといけないの？」
有岡「えっ……
いや、俺の友達だからさ」
A「友達ねっ……
私が大貴の枕を使いたかったの。
何がいけないのよ！」
有岡「いや、だから、嘘をつく必要はあったのかよ」
A「人の男のベッドに寝るのが嬉しそうだったから。
そこは、私と大貴が寝る場所……ううん、私達がえっちをする場所なのに。
どういうつもりなのよ、大貴もあの人も！」
有岡「そういう具体的な事、言うなって。
きっと、ダブルベッドに寝た事ねえんだろ」
A「リゾートホテルのベッドとか、ラブホのベッドとか、もっと大きいじゃん。
キングとかクイーンとかだし、珍しくないでしょ？」
有岡「そう言うとこに、泊まった事ねえじゃねえの？」
A「処女なの？」
有岡「知るかよ！そんな事。
でも、彼氏がいたの、半年くらいって言ってたし」
A「大貴、処女好きそう」
有岡「は？」
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作者名：やまぱん
| 作成日時：2020年3月16日 19時
