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用を足して、喫煙所で、タバコを吸う雄也くんから、ちょっと離れたところに集まって、これからどうするか話した。
八乙女「メシ、どうする？
食ってばっかだな」
A「最後、６時くらいだったよね、食べたの。
私は、もう食べなくても大丈夫だけど、夜中にお腹すくよね、きっと」
タバコを吸い終わった雄也くんも来て
高木「降りて、ファミレスでいいんじゃね？」
休憩時間、短めで、車に乗り込んだ。
最後は、運転席は雄也くん、助手席は光くん。
二列目は、伊野ちゃん。
三列目は、大ちゃんと私。
伊野尾「ねえ、俺の隣、有岡かAでもいいんだよ」
A「じゃあ、大ちゃん行く？」
有岡「やだ、行かない。
Aちゃんも、行きたくないって」
さっき、私の手を引いてくれた時は、大人の男の人だったのに、急に子供みたいになって。
可愛い…。
私の左側に大ちゃんが乗った。
必要以上に、くっついてきて、私の左手をつかんで、自分のももの上に乗せ、やっぱり手を握った。
雄也くんが「出発するよ」と言い、オーディオから流れてくる曲に合わせて、光くんと熱唱している。
運転席と助手席の間から顔を出し、伊野ちゃんも一緒に歌っている。
さっきは、シーンとしてたのに、この違いは、なんなんだ。
有岡「ねえ、今日の洋服、可愛い。
俺、結構好きよ、そういうの」
A「え？そお？
普段着で、色気もなくてゴメンね…」
下は「ガールフレンドデニム」と言われてるデニムだし、
白い半袖のカット―ソに、ブルーのギンガムチェックの長袖シャツを羽織っている。
靴は、白のコンバース。
どこら辺が可愛いのか、不思議である。
褒めるとこがないから、とりあえず「可愛い」って言ってくれたのかな。
そういう事、言われ慣れてないので、恥かしい。
ちょっと照れて下を向いていたら、握られた手がほどかれ、私の指と指の間に、大ちゃんの指と指が入ってきて、恋人繋ぎになった。
有岡「今日は、いっぱい手が繋げて嬉しい。
朝は困らせちゃってごめんね」
A「いや、いいんだけど。
みんなの前だから、かなり恥ずかしいけどね。
ゲームだから、仕方ないかな」
「あっ」････って思った時にはもう遅くて…
『仕方ない』という言葉にショックをうけているようだった。
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作者名：やまぱん
| 作成日時：2017年1月6日 20時
