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行為の後、パジャマのズボンは、はかせてもらえず、大ちゃんは、パンツだけはいて寝る事になって。



有岡「足、スリスリして絡まってたいの!

  ホントは、Aも上は着ないで欲しいんだよ」




ちょっとすねてるのが、可愛い。

おやすみのチューをして、大ちゃんの腕の中で目を閉じた。





深夜に、寝返りが打てなくて目が覚めた時にそっと大ちゃんの腕を、私の頭から外した。


以前、何かで、腕がしびれて大変なんだって聞いた気がしたから。










んんっ・・・・・何?・・・・・



首の辺りで違和感。




そっと目を開けると、まん丸の黒い目がこちらに向けられていた。




有岡「あ、ごめん。

  起こしちゃった?

  いや、ちょっと、腕枕が外れちゃってたからさー」





A「んんっ・・・・

  あ、いいのいいの・・・・

  私が外したんだから・・・・」




ちょっと寝ぼけたままそう答えると 、




有岡「なんで?!やなの?

  俺の事、嫌になったの?」




反対側を向いて寝てたのに、大ちゃんの方を向かされ、大きな声でそう言われた。




A「いや、好きだよ。

  しびれちゃったら、可哀想だから」




有岡「ホント?ホントにそれだけ?」






しつこい・・・・・






そんな事言えないので、優しく「ホント」ってチュッてしておいた。



なんか、男と女が入れ替わっちゃったみたいで、

大ちゃんの事、急に嫌いになるなんて、ないでしょ?!





有岡「だって・・・・昨日・・・・ちゃんといかせてあげられなかったから。

  ねえ、怒ってる?

  左側向いて寝るって言ってたのに、反対向いてるしさ」



 


A「その・・・・昨日のことは、全然気にしてないし、

  また、次の時に、そうしてくれればいいから…」





有岡「じゃあ、今からしようよ」




A「えっ?!いやいや、大丈夫だから。

  もう、洗濯しなくちゃ!」




有岡「洗濯できないよ。ほら、雨降ってんじゃん」




耳を澄ますと、外の雨音が聞こえた。

ベランダの手すりに、ピチピチと雨が打つ音がしていた。



今日は雨の予報が出てたんだ。

大ちゃんと、何をしようかって考えてたんだった。





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作者名:やまぱん | 作成日時:2017年1月6日 20時

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