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37 Daiki side ページ37

Daiki side



しばらくして、おじさんと若い男子が二人で入ってきたので、


課長と一緒に立ち上がった。





名刺交換をしようとした時に、課長の顔が、一瞬固まったのが分かった。


そして、その若い方の男子に、課長が名刺を渡そうとした時に、



男子「萩原さん、初めまして」




変な事を言った気がする。


初めましてなのに、課長の名前を知っていた。


名刺を渡す前だったのに。


事前に、このおじさんに聞いてたのかもしれないしね。




課長は、何の反応もしないし、次に俺が名刺交換をした。






山田 涼介





この会社と同じ苗字なんだな。


もう覚えた…





山田「有岡さん、よろしくお願いします」



有岡「あ、よろしくお願いします」




そう言い終わると、座るように勧められ、


新製品の案内や、今使ってる機械の調子などを聞いて、


今後、俺が担当になるという事を伝えた。






A「それでは、よろしくお願いします」



席を立ち、会釈をして購買部を後にした。











有岡「課長、新しい人、俺と同じくらいの歳ですかね」




A「え?ああ・・・・・そうだね、若かったね」





俺の方じゃなくて、床を見ながら、そう答えた。






有岡「ちょっと、トイレ行ってきますね」





A「あ、うん・・・・ここで待ってるね」


















トイレから出ると、課長がいなかった。




でも、営業カバンは、壁に寄りかかるようにして


廊下におかれていた。





トイレに行くにしても、持って行くよな。


パソコンとか入ってるんだから。





すごく違和感があって、ザワザワしてきた。











ヤッ!










聞き覚えのある声の方を見ると、


閉まりそうな非常階段の扉に、


こちらも見覚えのあるハイヒールが


不本意そうに入っていった。











課長のカバンも持ち、慌ててその非常階段への扉を開けると





そこには、先程の山田さんが、課長の手首をつかみ



いわゆる、“壁ドン”のようなスタイルで



課長を壁に、押し付けていた。














何?


何が起きてるの?





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作者名:やまぱん | 作成日時:2017年1月6日 20時

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