検索窓
今日:8 hit、昨日:17 hit、合計:904,325 hit

29 Daiki side ページ29

Daiki side



有岡「うわー、辛くなくていいね、美味い!」




A「私、辛いの苦手だから、外で食べられなくてね。

  だから、辛さが調節できるし自分で作るの」




有岡「俺も、辛いの苦手。

  一緒だね、よかった」




浅漬けのキャベツとキュウリ、お味噌汁、

今年、初モノだってスーパーで喜んでた、そら豆。




俺が転勤してきてすぐ、たしか伊野尾さんだったと思うけどAちゃんは、家庭に入った方が幸せだって言ってたのが、ちょくちょくわかる事があって。


料理だけじゃないけどね。


俺、Aちゃんを幸せに出来るかな…そんな事も考えてた。





A「やっぱり、土鍋のご飯、美味しかったね。

  明日、土鍋と大ちゃんのお茶碗、買いに行こうかな」




有岡「俺も行く!」




キュウリを箸で口に運びながら、ふふって笑われちゃった。





有岡「ごちそうさまでした。

  美味しかったです!」





A「ご粗末様でした。

  お風呂・・・・作ってくるね」




お昼が遅かったのもあるけど、もう十時を過ぎていた。


このお風呂タイム以降が、ちょっと色々ドキドキ、ザワザワする時間で。


男の欲望が抑えられるか、自分との勝負なんだよな。


抑えられなかったら、仕方ないんだけど・・・・ね。










有岡「お先でした!

  ねえ、今日の入浴剤、何の香り?」




A「あれ?えっと、ピーチ…かな?」





(有岡)「ふーーん、そっ」




やっぱり緊張してきたので、どうでもいいような質問しちゃった。


だってさ、昨日の今頃は、まだ告白してないんだからね。


まだ、恋人ごっこが始まって、一日たってないんだからさ。





Aちゃんがシャワーを浴びる音がして。


今度は、ピチャンッて湯船につかってる音がして。





ふと、リュックのポケット部分にしまった、


高木さんに貰った、小さな袋を手に持って確認して、そして、またしまった。




使いたいような、いや、まだ使うべきではない・・・・って両方の思いがあって。


眉間に寄ったシワをのばして、笑顔を作って、Aちゃんが出てくるのを、待ってないふりをして、待っていた。




30 Daiki side→←28 Daiki side



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (584 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1725人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 有岡大貴 , Daiki
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:やまぱん | 作成日時:2017年1月6日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。