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Daiki side
A「ねえ、さくらんぼ、持つよ…」
有岡「え？いいよ････大丈夫」
そう答えたら、Aちゃんがもじもじと、何か言いたそうにしている。
無理矢理、さくらんぼの箱を奪われて、ビックリしてたら、
A「手････繋げないじゃん。
今日中は、まだ、から揚げのご褒美、続いてるんだよ。
いらない？」
やべーー！
可愛い････どうしよーーー！
有岡「いる！いるに決まってんじゃん！」
すぐに、手を繋いだ。
それも恋人つなぎ！
A「着替えって、そんなにいっぱい何買ってきたの？」
有岡「あ････、パンツと寝る用のTシャツとハーフパンツ。
あとね、明日の洋服と靴下。
どお？完璧でしょ？」
A「ふふっ、すごいね。
じゃあ、今着てるの、洗濯していいの？」
有岡「うん･････あの･････」
A「何？」
有岡「あのね、また泊まる事があるかもしれないから、
置いといて欲しい････いい？」
A「あ・・・・うん、いいけど。
この前の、シャツとパンツもあるしね」
そんな会話をしていると、あっという間にAちゃんちのマンションに着いた。
やっぱり、駅近物件なんだよな。
A「ねえ、片付けるから、ここで待ってて！」
今日は、中に入れてもらえず、扉の外で待たされた。
まあね、また下着見られるの、嫌なんだろうから。
その間に、いつ告白するか、一生懸命考えていた。
色々シュミレーションしてね。
扉が少しだけ開いて、小さい声で「お待たせ」と告げ、俺を招き入れた。
・
やっぱり柑橘系の香りが、いい匂いで。
まだ二回目だっていうのに、慣れた感じで、羽織っていたチェックのシャツを、ハンガーにかけた。
すでに、お風呂のお湯を貯める音がしていて、Aちゃんも、Tシャツになっていた。
ハサミを渡されて、「？」な顔をすると
「買ってきた服の、タグを取ったら？」と言われて、ちょっとだけ、お母さんみたいって思っちゃった。
内緒だけど。
でも、そうやって、何でも気が付くんだよね。
A「大ちゃんから、入って」
そう言われてバスタオルを受け取り、
有岡「じゃあ、お先に」
まだ二回目なのに、慣れた感じを出してみた。
・
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作者名：やまぱん
| 作成日時：2017年1月6日 20時
