1 Daiki side 4/29 ページ1
Daiki side
裸の付き合いってやつをしたら、何か、より三人に近づけた気がして。
伊野尾「有岡って、もっと細いのかと思ってたけど
結構、アレだな…」
有岡「アレってなんですか?」
伊野尾「ふふふっ…Aに教えてあげよっ!」
有岡「やめてよ・・・・何、言うんだよ!」
高木「Aちゃん、知ってるかもよ…アレなの…ふふっ」
伊野尾「そっか…知ってるのか」
八乙女「やめとけ!・・・・行くぞ!」
いつも、誰かが止めてくれるんだよね・・・・よかった!
・
外に出ると、Aちゃんが、立ったままソフトクリームを美味しそうに食べていた。
一人で食べてるのに、顔が笑ってるんだよな。
可愛い!
・
伊野尾「A〜!お待たせ〜!
あ、うまそ〜〜、ちょうだい!」
パクッ
有岡「あっ!!」
伊野尾「えっ・・・・やべっ・・・・」
この人達、今まで、こんな風にAちゃんと付き合ってきたんだよね。
朝の八乙女さんもそうだったけど。
Aちゃん的にも、特別な事じゃなさそうだし。
だから、俺に接する感じも、普通の事なのかもしれない。
有岡「俺も、ちょうだい!」
伊野尾さんが口つけたとこ、全部食べよ・・・・
有岡「はい!」
結構減っちゃったソフトクリームを返すと、Aちゃんが、グッと近づいてきて
A「ついてるよ…」
そう言いながら、俺の右の口角の辺りを、人さし指でぬぐっている。
あ、クリームが付いちゃったのか・・・・
で、その指、どうするんだろ…
A「ふふっ・・・・美味し!」
そう言いながら、自分の人さし指をペロッと舐めていて。
・
やっぱ、可愛い…
俺、やっぱこの人、好きだわ。
・
伊野尾「ねえ、何か食いたい」
A「この『温玉あげ』っての食べてみたい」
高木「あ、それ美味いよ。食おーぜ」
温泉卵を、天ぷらであげてあって、「名物」って書いてあった。
Aちゃんが、俺のTシャツの裾を引っ張って
A「ねえ、一個食べられない…」
有岡「うん、わかった。二人で一つ食べよっ!」
こんなの、恋人同士の会話みたいだけど。
Aちゃんにとったら、そうでもないのかもな。
うどんを3人前頼んで、温玉あげは4つ頼んで、
みんなでシェアして、食べた。
・
・
1725人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:やまぱん | 作成日時:2017年1月6日 20時