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44 Daiki ページ44

Daiki




ビキニと言っても、上だけで。

下は、デニム風のヒラヒラしたスカートがついたまま。

葵ちゃんも脱いでたけど、キャミソールみたいなやつで、Aほど下着感はない。




伊野尾「やっぱ、葵よりでけえよな、Aの方が」




有岡「そういう目で、見るな!」




八乙女は、ニヤッて笑った。





伊野尾「なあ、小学校の頃さ、Aの胸指さして、ホクロがあるとか言ってたじゃん」





八乙女「あぁ、言ってたな」





有岡「なんだよ・・・」





伊野尾「やっぱあるじゃん!

  でも、有岡の記憶では、あんな膨らんでるとこにはなかったよな」




有岡「・・・ない」





もう見れない・・・

Aが、俺の知ってるAじゃなくなってく。




二人は、キャッキャ言いながら、日焼け止めを塗っていた。

首の後ろで縛られたひもが、急に華奢に見えて。

ほどけてしまわないかと不安な気持ちになった。







伊野尾「さてと、行こうぜ」




八乙女「おぉ」




伊野尾「葵!A!、ウォータースライダー行こっ!」




葵・A「うん!」





二人とも、慌てて上に着だした。

立ち上がった後、お尻のはみ肉を指でしまう仕草とか、やっぱ見たくない。





ドキドキしてる俺の心臓をよそに、ニコニコと話しかけてくる。






A「ねえ、有岡。

  私、怖いよ、大丈夫かな?」





有岡「おぉ、大丈夫だろ」





なんとなく目を合わせられない。

ウォータースライダーの列に並んで、前に滑ってる人を覗き込む時に、Aの腕が俺の水着の端をかすった。




A「あ、ごめんね」





気をつけろよ、あぶねえだろうが。


ただ「好き」という気持ちだけじゃない、何かもっとドキドキする気持ちが芽生えた事に気がついてしまった。











水中メガネをして、はしゃぎながら、濡れてずれた水着を整えている。

その後、メガネを外し、前髪を直してた。





A「ねえ、有岡、怖かった!

  もー、やだー!」






すげー楽しそうに嬉しそうに、俺の腕を叩いた。





有岡「あ、うん・・・」





A「どうした?

  どっか痛い?」




ちょっとしか身長が違わないけど、少しだけ下から俺の顔を覗き込んでいる。


胸が痛いなんて言える訳もなく、笑顔を返した。





有岡「いや、もう一回滑る?」




A「うん、行こっ、有岡」





小さい頃俺がしたように、俺の指先をつかんで前に進んだ。



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作者名:やまぱん | 作成日時:2018年8月29日 23時

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