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Daiki
有岡「おぉ、頼むは」
A「頼むはじゃなくて、大貴が言うの!
他には?」
有岡「これは夢でもなんでもなくて、絶対こだわりたいんだけどさ」
A「シャワーの水圧ね」
有岡「なんだよ、言うなよ」
A「ふふっ、いいじゃん。
好きなメーカーとかあるの?」
有岡「プレゼンの用意しとくわ」
A「うん、楽しみにしてる」
ニヤニヤして、ちょっと面白がられてるよな。
有岡「なあ、Aは?」
A「んー私はね、キッチンは、アイランドじゃなくて対面式がいいかな。
手元が隠れるタイプで、ちょっと汚れてても誤魔化せる感じの」
有岡「汚れてるのなんて、見た事ねえけどな」
A「いや、子供が増えたら、どうなるか分からないし」
有岡「まあ、Aが好きにしたらいいよ。
他は?」
A「家事室みたいな、小さな自分のスペースが欲しい。
ちょっと座れるとこがいいな」
有岡「そうだな。
ホッとできる場所、そしてこっそりアイス食う場所な」
A「え、やだ。
そういう訳じゃないよ」
ニコニコして、図星だろ。
A「あとは、室内で洗濯干せる場所。
漠然とだけど、風も通ると、なお可」
有岡「働く女性の味方だな」
A「まあ、私には大貴って言う、最大の味方がいるけどね」
有岡「本気で思ってんの?」
A「思ってるよ。
大貴がいなかったら、生きていけないよ」
有岡「なんだよ、笑ってんじゃん!」
A「てへっ」
有岡「てへっじゃねえし。
そろそろ寝ようぜ。
明日、忙しいんだし」
A「うん、そうだね。
なんか、大貴と話してると、気持ち悪いの忘れる」
そう言いながら、二人ともダイニングテーブルの椅子から立ち上がった。
有岡「悠貴ん時なんか、チューしようとしたら吐こうとしたもんな」
A「それって一生言われちゃうの?」
有岡「さあ、どうでしょー」
キッチンに行こうとしたAの腕をつかんだ。
有岡「今日は吐かないか、実験な」
スッと俺の腕の中に入り、まん丸の目が見上げた。
もっとムードのある事言えばよかったなって思ったけど、そういうのも超えてる関係なんだよな、俺達って。
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作者名:やまぱん | 作成日時:2018年7月8日 18時