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25 2月 ページ25






あっという間に、産休に入った。



産休中は、保育園の預かりも、遅く預け、早く迎えに行く事になる。

それでも、日中時間が出来るから、引越の準備が進むのでありがたい。





つい、悠貴が産まれた頃の服を見て懐かしんだりして。

知らぬ間にシミになってしまった服も、捨てられずに箱に詰めた。





一人目が帝王切開だと、二人目も帝王切開になる事が多く。

今回は、里帰り出産をせず、玉クリで産むことにしている。




帝王切開は、事前に手術日を決められて、その日が、桃ちゃんの誕生日になるわけ。




陣痛が来る前で、37〜38週がいいらしい。




本当は、三人とも15日生まれだから、3/15が良かったんだけど、すでに39週に入っている。







玉森「出来たら、もう少し早い方がいいな。

  子宮が破裂した場合、うちでは処置出来ないんだよね」





じゃあ、もうこの日しかない。





A「先生、3/3はどうですか?」





大貴も、前のめりで返事を待った。





玉森「えっとー」






パソコンを見ながら、オペ室の予約状況と、先生の予定を確認してるっぽい。





玉森「37週と3日だし、うん、大丈夫かな。

  ちょうど、木曜日はオペ日だし、いいよ」







A「よかった・・・」






玉森「あ、一人目、破水だっけ?」






A「はい・・・」






玉森「破水しちゃったら、その前に出さないといけないからね。

  それだけは、頭に入れといてね」







A「分かりました」


















今の所、すべてが予定通りだ。

悠貴が産まれるまでと全然違う。





予定通り、2月の三週目の週末に引越して、一緒に、母にも新居で過ごしてもらうことにしていた。
















完成まで、何度も見に来てたおうち。





有岡「悠貴、今日からここがお家だよ!」





中も上げてもらって見てたけど、家具や家電が入って雰囲気が変わった。






悠貴「わーーーー!」





大きな声を出しながら、リビングからキッチンから駆けずり回っている。





有岡「よし、悠貴!

全部探検しにいこ!」






悠貴「行くー!」






大きな足音を立て、パパの後ろについていく。

これからは「ドンドンしないよ!」って言わなくて済むと思うと、ホッとする。





有岡「ここが和室って言って、畳の部屋な。

  今日からここで寝るからな」





悠貴「ねんね?」





有岡「今日からベッドじゃねえんだわ」

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作者名:やまぱん | 作成日時:2018年7月8日 18時

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