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お願い?
ちょっと怖い・・・
A「なんですか?」
山田「幼児クラスの子対象に、土曜日にサッカー教室やってるんですよ」
A「ええ、知ってます。
悠貴も、大きくなったらやりたいって言ってたから」
山田「あ、そっか。
じゃあ、話は具体的に出来るな。
で、向こうの保育園でもやりたいんだけど、俺のサポートを、旦那さんにしてもらえないかなって」
A「え?うちの主人に?」
山田「サッカー出来ますよね」
A「やってるの見た事ないけど、高校まではやってたって悠貴に言ってましたが」
山田「こっちも隔週でやってるんだけど、あっちにも隔週で行きたいかなって」
A「先生、忙しい」
山田「基本、土曜は仕事なんで。
普通に土曜保育あるからね、まあ近いし」
A「主人には、まず転園の事聞かないといけないんで」
山田「ふっ、俺、嫌われてっから?」
A「ふっ、どうだろ」
山田「こっちも、保護者のお父さん二人にお願いしてるんですよ。
やっぱ、俺一人じゃ無理だから。
たまに、本体の仕事もあるし」
A「本体?」
山田「あぁ、本社。
山田総合地所の。
あぁ、そうそう。
あっちの保育園にも、有岡さんとこの機械、入れたいんだよね。
営業の人、来てくんないかな」
A「あ、そうだ。
こちらも入れてもらってるんですよね、ありがとうございます。
担当に話しておきますんで」
山田「返事は、年明けでいいです。
休みの間に、話てみていただけたら」
A「はい・・・わかりました」
山田「お腹・・・すごく大きくなりましたね」
A「ええ、お陰様で。
じゃあ・・」
山田「じゃあ・・・」
なんか「また」って言えなかった。
そんな事、誰も気にしてないと思うけど。
大貴の顔がチラついたから。
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その日の夜、大貴は飲み会で遅くなるって言ってて。
相変わらず、飲んでないんだよね。
私になんかあったらいけないからって。
早めに帰ってくると言ってたので、ソファーで横になって待っていた。
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有岡「おいっ、寝てていいって言ったじゃん。
風邪引かれたら困るんですけど」
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作者名:やまぱん | 作成日時:2018年7月8日 18時