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A「うん、ちょっと参った・・」





まさに苦笑いってこんな顔。

へらって笑って大貴を見たら、ガバッて上半身を起こして、腕をつきながら近寄ってきた。





有岡「俺、一回も気づけなくて、ごめん・・」




私の肩に、おでこをコテンとくっつけてきた。

多分、謝りながら甘えてるんだと思う。






A「大丈夫」





目を合わせてそう告げると、オッ パイに夢中の悠ちゃんのほっぺをつっつき




有岡「悠ちゃん、おはよ。

  眠くないの?ねえ。

  ねえ、無視?」





A「食事中だから、邪魔しないの。

  悠ちゃん、反対も吸って!」






有岡「あ、俺が吸ってあげる」






A「冗談言ってる場合じゃないから。

  カチカチに張って痛いの。

  赤ちゃんしか、吸えないらしいよ」






有岡「ぅおっ!何、これ・・・

  硬い!

  痛いの?」






A「はい、悠ちゃん、反対もね。

  大貴は、ご飯だから、着替えてお母さんのとこ行って」






有岡「Aは?」





A「終わったら行く。

  多分、私達・・・同時にご飯食べるのって、今後も難しくなるのかも」







有岡「あ・・・そうなのか。

  昨日は、寝るのもバラバラだったしな」





腰に腕が周り、体を密着させてきた。

そして、私の耳からあごにかけて手で包み込んできて、顔が近づいた。

そこに手が置かれたら、キスの合図・・・

目を閉じたら寝てしまいそうだけど、そっと目を閉じる。


眠気も覚めるような熱いキスに、大貴の思いが伝わってきた。






私だって、そう思うよ。

大好き・・・

そばにいられるだけで、幸せ・・・

悠ちゃんを挟んでたら、別々でもバラバラでもないよね。





短いキスを二回して、私の唇から離れた。




有岡「よしっ!」



自分自身に気合を入れて、私と悠ちゃんを一緒に抱き込み




有岡「ぎゅーっ!」




A「ちょっと、何!

  痛いって」





有岡「大丈夫だって、悠ちゃんには優しくやってっから」





A「ふふっ、当たり前でしょ?」





有岡「着替えて顔洗ってきます!」





A「うん」





目の前で、派手なパンツ一枚になって、着替えだした。

仮の私の部屋から出て、ダイニングの方に行った声がする。

完全和食の我が家で、きっと笑顔で美味しそうに食べてるよね。






ケポッ




上手にゲップが出て、私たちも移動した


 

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作者名:やまぱん | 作成日時:2018年5月14日 22時

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