検索窓
今日:2 hit、昨日:20 hit、合計:146,862 hit

32 ページ32






母「悠ちゃん、おはよー。

  今日も元気だねー」






カーテンを開ける為に立ち上がり、また布団の上にちょこんと座って、腰にクッションを巻いた。

オムツ交換をしてもらった悠ちゃんが、自分の親指をなめながら手渡された。






A「はい、どうぞ」





小さい手をオッ パイに添えるようにして夢中で飲んでいる。


可愛い。


可愛いけど、眠い・・・





こんな中、ビクッともしない大貴。






母「オッ パイ終わったら、ご飯にしたんでいい?」





A「うん、大貴も起こしていくから」





母「大ちゃん、張り切ってるからね、疲れてるんじゃない?」





A「でも、ご飯はまとめて片付いた方がいいし、あとでまたお昼寝すると思うし」





母「そっか・・・じゃあ、用意するね」





A「うん、お願いします」










大貴と出会うまでは、お母さんと話すのが嫌だった。


いい人はいないのか、そんなに仕事を頑張って幸せになれるのか、赤ちゃんは早い方がいい・・・


そんな事ばっかり言われてたから。






決して、女の幸せが結婚と出産にあるとは思わない。

だって、結婚しなくたって幸せだと思える事沢山あるし、子供がいなくたって夫婦円満の家庭はたくさんある。





だけど私は、人生の中で今が一番幸せだなって思える。

男に依存しない人生が、ちょっと疲れてたのもあったし。





A「大貴、大貴、起きて」




私が急に大きめの声を出したので、悠ちゃんがビックリしてオッ パイから口を離した。






A「ごめんごめん、大丈夫だよ。

  パパがね、起きないからさ」





私の言葉が通じてるとは思えないけど、再びチュパチュパと飲み始めた。

大貴を起こしたいのに、手の届くところにいない。

大好きな大好きな旦那様の事、足の指で突っつく日が来るとは・・・





A「大貴、朝だよ、ご飯だって」



そう言いながら、足で腕を突っついた。






気がついたみたいで、目をゆっくり開けて、自分が今いる状況を確認している様子。





A「おはよ」





有岡「・・・おはよ」




スマホで時間を確認する。





有岡「ねえ、夜中、悠ちゃん起きた?」





A「うん、起きた」






有岡「何時に?」






A「一時、三時、五時・・・で今、七時」






有岡「そんなに?!」






33→←31 8/26



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (262 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
552人がお気に入り
設定タグ:有岡大貴 , Hey!Say!JUMP , Daiki
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:やまぱん | 作成日時:2018年5月14日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。