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Daiki
寝る時は、ブラをつけない人だったのに、最近は妊婦さん用のをつけていて、襟元からそれが見えている。
元々、俺の方を向いて寝る人だったけど、最近は仰向けに違和感があるというので、俺の方じゃなければ、まったく反対側を向いてて、ちょっと寂しい。
A「大貴・・・」
あ・・・
有岡「ん?何?」
やっぱ寝言か・・・
どんな夢見てんのか知らねえけど、俺の夢見てるなんて、マジで嬉しい。
今日は、披露宴の最終打ち合わせをする為、また表参道に行かないといけなくて。
ランチとディナーの間くらいの時間と言われている。
先週、行ったばっかなのに。
本当は、今週まとめて出来れば良かったけど、伊野ちゃんたちの都合がつかなかった。
そういう時は、何度でも訪問するってのが、営業マンの基本なんだろう。
たまには俺が先に起きて、洗濯でもしてみよっかな。
・
・
A「無事に最終打ち合わせ終わって、良かったね」
有岡「うん、あとあれだな。
最終的な人数な。
俺の方が、返事が全員戻ってきてねえから、ちゃんと確認とっとくわ」
A「うん、お願いね。
ねえ、夕飯、あそこ行きたいんだけど、もうやってるかな」
有岡「あそこ?」
A「あの、スポーツクラブのそばのお蕎麦屋さん」
有岡「おぉ、今・・・・五時か。
微妙だな。
とりあえず、行ってみよっか」
A「うん!」
お蕎麦屋さんはやっていて、女将さんは俺らの事覚えてくれてて。
Aのお腹に気が付いて、特別にって「きんぴらごぼう」と「ひじきの煮物」を出してくれた。
A「桃ちゃんの為のだね」
今日注文したものだって、キムチ納豆蕎麦だし、桃ちゃんの為なんだろ。
Aの真面目な性格が、ちょっと辛くなることもあるんだ。
・
翌4/1(日)は、やっと納車される。
ディーラーに、今乗ってる車で二人で行き、新車をAが乗り、そのまま二台でうちの実家に行くことにしていた。
俺は、Aの後ろを行く予定だし、ナビに実家を登録したから、その通りに走るように言った。
すげー不安そうな顔をするから、大丈夫だって言い聞かせて。
なんとか無事に実家に着いたけど、休む間もなく、母ちゃんに捕まってた。
ホント、ごめん!
そして、ありがと。
・
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作者名:やまぱん | 作成日時:2018年2月21日 21時