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15 Daiki 3/31〜 ページ15

Daiki



寝る時は、ブラをつけない人だったのに、最近は妊婦さん用のをつけていて、襟元からそれが見えている。


元々、俺の方を向いて寝る人だったけど、最近は仰向けに違和感があるというので、俺の方じゃなければ、まったく反対側を向いてて、ちょっと寂しい。





A「大貴・・・」




あ・・・




有岡「ん?何?」





やっぱ寝言か・・・


どんな夢見てんのか知らねえけど、俺の夢見てるなんて、マジで嬉しい。





今日は、披露宴の最終打ち合わせをする為、また表参道に行かないといけなくて。

ランチとディナーの間くらいの時間と言われている。




先週、行ったばっかなのに。

本当は、今週まとめて出来れば良かったけど、伊野ちゃんたちの都合がつかなかった。

そういう時は、何度でも訪問するってのが、営業マンの基本なんだろう。





たまには俺が先に起きて、洗濯でもしてみよっかな。















A「無事に最終打ち合わせ終わって、良かったね」




有岡「うん、あとあれだな。

  最終的な人数な。

  俺の方が、返事が全員戻ってきてねえから、ちゃんと確認とっとくわ」






A「うん、お願いね。

  ねえ、夕飯、あそこ行きたいんだけど、もうやってるかな」






有岡「あそこ?」





A「あの、スポーツクラブのそばのお蕎麦屋さん」






有岡「おぉ、今・・・・五時か。

  微妙だな。

  とりあえず、行ってみよっか」






A「うん!」






お蕎麦屋さんはやっていて、女将さんは俺らの事覚えてくれてて。

Aのお腹に気が付いて、特別にって「きんぴらごぼう」と「ひじきの煮物」を出してくれた。





A「桃ちゃんの為のだね」





今日注文したものだって、キムチ納豆蕎麦だし、桃ちゃんの為なんだろ。


Aの真面目な性格が、ちょっと辛くなることもあるんだ。










翌4/1(日)は、やっと納車される。




ディーラーに、今乗ってる車で二人で行き、新車をAが乗り、そのまま二台でうちの実家に行くことにしていた。


俺は、Aの後ろを行く予定だし、ナビに実家を登録したから、その通りに走るように言った。


すげー不安そうな顔をするから、大丈夫だって言い聞かせて。


なんとか無事に実家に着いたけど、休む間もなく、母ちゃんに捕まってた。




ホント、ごめん!

そして、ありがと。






 

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作者名:やまぱん | 作成日時:2018年2月21日 21時

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