6 Daiki ページ6
Daiki
有岡「えっと・・・
つわりがひどくなるのが、5週〜16週くらい・・・なの？」
A「らしいの・・・
でも、まだ5週に入ったばかりだから、違うのかもしれないんだけど」
有岡「じゃあ、調べようよ。
薬局で売ってるんでしょ？調べるやつ」
A「うん、買ってきたんだけど。
まだ、もう少したってからの方が、正確みたいなのね」
有岡「でも、つわりみたいな症状、出てんじゃん」
A「昨日までなかった」
有岡「そうなの？」
A「ねえ、大貴・・・
私としたことが、大失敗しちゃってね。
幸せで、浮かれすぎてたんだと思うけど、もし妊娠してたら、どうしようかと思って」
有岡「待て待て待て。
どうしようって、なんだよ。
嬉しくねえのかよ」
また、眉間にシワを寄せ、眉毛を八の字にした。
A「洗面器・・」
有岡「え？あ？え？」
慌てて、洗面器を渡した。
有岡「もしかして、その顔って、気持ち悪いの？」
声を出さずに、頭を縦に振っている。
パーカーのポケットからアメを出し、口の中に放り込んでいる。
そして、口の中で、コロコロと転がしてるようだった。
A「なんかね、『食べづわり』ってのがあって、口に何か入れてると落ち着くらしくて。
私、それっぽい」
俺の知らない情報を、どんどん言われて、「へー、そうなんだ」と言うのも忘れるくらい混乱してた。
有岡「で、妊娠してるか分かんないんだよね」
A「そうだった。
妊娠してなかったら、ただの風邪とかだね」
テヘッて顔をしてるけど、多分、女の感ってのは当たりそうだから、さっきの気になった言葉について、聞いてみた。
有岡「なんで、妊娠してたら困るの。
俺は、すげー嬉しいけど」
A「私だって嬉しい。
だから、ゴムを着けなくていいって、許してたし。
でもね、仕事の事考えたら、今じゃなかったんじゃないかって思えて」
出たよ、仕事！
Aは、いつも仕事が一番。
仙台行きだって、そうだった。
有岡「会社の規則で、産休とか育休とかとれるだろ？」
/
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 953人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：やまぱん
| 作成日時：2018年1月21日 21時
