27 Daiki 12/28 ページ27
Daiki
仕事中は、つわりの症状は軽くなるみたいで、それを聞いてホッとする反面、仕事に対する姿勢は相変わらずなんだなって思うと、尊敬する。
母ちゃんには、陽性反応が出たと伝えたら、かなり喜んでた。
俺と兄ちゃんを妊娠してた時の思い出話を、色々してくるんだけど。
母親ってのは、こんなおばさんになっても、そういう事忘れねえんだなって知って。
子供みたいにヤキモチをやいたクリスマスイブを、悔やんだ。
有岡母「あんた、しっかりしないとね」
有岡「分かってるって」
父親になったけど、母ちゃんにとってはいつまでも子供だから。
心配っぽい。
・
新居になるアパートは、実家から車で20分くらい。
すでに鍵の受け渡しも完了しているので、仕事が終わってから、自分の荷物を運びこんだ。
写真をAに送って、これから二人の生活を、色々想像して楽しんだ。
・
あっという間に仕事納めの日になった。
高木「今日は、もつ鍋屋ね」
八乙女「去年も、年末はあそこだったよね」
伊野尾「そお！Aとのお別れ会だったよなー」
相葉「何？有岡の奥さんを、呼び捨てで呼んでんの？」
伊野尾「だって課長、俺らにとったら、奥さんじゃなくて上司ですから」
相葉「だから、上司を名前の呼び捨てで呼んでるのかって聞いてんの」
高木「ぷっ、言われてんの。
呼び捨てで呼んでんの、伊野尾だけですよ」
有岡「俺も呼んでる！」
八乙女「お前は、いいんだっての」
高木「俺と光くんは、Aちゃんって呼んでっけど」
相葉「すげー仲良しだな」
有岡「ホント、嫌なんですよね、この三人」
伊野尾「俺らの方が、先に知り合ってっかんな」
高木「ふっ、何言ってもダメだよな、有岡は。
そろそろ、行こうぜ」
・
相変わらずの二課の面々。
今期も誰も異動はなくて、丸一年同じメンバーでやってきた。
だから、今日のもつ鍋屋も、いつもの飲みの延長って感じ。
いらっしゃいませー
・
いつもの個室に案内され、去年までは、Aの隣に誰が座るかでもめてたなって思い出して。
ちょっとニヤニヤしてたら、伊野ちゃんが、俺と同じ事を考えてたっぽい。
伊野尾「何かさ、俺らもこの感じに慣れてきちゃったけど、
女子がいるのといないのじゃ、全然違ったな」
八乙女「まあ、そうだな」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 953人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：やまぱん
| 作成日時：2018年1月21日 21時
