検索窓
今日:34 hit、昨日:5 hit、合計:295,100 hit

25 Daiki ページ25

Daiki




ベッドから降り、いつも俺があげたジュエリーを入れてる小さなお皿から、何か持ってきた。



A「クリスマスだから、一緒に星、つけよ」




俺が去年のクリスマスにあげた、俺とお揃いの星のピアスの片方を、俺に差し出した。





有岡「え・・・あぁ、うん」





久しぶりに見た満面の笑み。

そのまま受け取り、久しぶりに左耳につけてみた。




目の前で、Aも左耳につけている。






A「うん、やっぱりカッコいい。

  じゃあ、続きやろっか」





俺が用意したゼリーを、また口に入れ、洗面器を持って寝室から出て行った。


俺は、引き続き、寝室にある俺の荷物を整理することにした。









昼は、俺がそうめんを茹で、Aが朝食べなかった小さなおにぎりも一緒に食べた。

少ししか食べてなかったけど、ミカンは三つも食べていた。




引越の箱に囲まれた室内。


俺の字とAの字で、新居での行先を記入され、想像するだけで幸せだった。












夕方、着替えてお出かけの準備をした。


最後にマフラーを巻いて、うちを出た。





A「大貴の、そのグレーのマフラーいいよね。

  私も、そんな風に可愛く巻きたい」






ピンクのマフラーを首にかけ、やってくれって言ってるみたいだ。





有岡「別に、普通だけど」






口元が隠れるくらいのとこで、クルクルと巻いて、俺とお揃いにした。







A「うん、温かいし、いい感じ」






手をつなぎ、道を急いだ。


時々、アメを口に運んでるけど、涙を流して気持ち悪くなるほどじゃないみたい。



良かった。











デパ地下で、俺の食べたいものを選んだ。


Aは、ゼリーと果物を買ってたけど、両方おかずじゃないからな。


ケーキも食べたくないらしく、イチゴを買っていた。





A「ねえ、シャンパンは?

  私は飲めないけど」





有岡「あ、この小さいのにしよっかな。

  200mlって、すげーちょっとだけど」





A「あ、私はシャンメリーにしよ。

  雰囲気だけね」






人でごった返している、イブのデパ地下。


独身だったら、面倒だなって思ったかもしれないけど。


奥さんの荷物持ちと思うと、なんかニヤケてくる。


世のお父さんたちの仲間入りをして、「妻の買い物」の愚痴でも言ってみたい。





結婚して、初めてのクリスマスイブ・・・

涙と笑顔で忙しい一日だった事、忘れないな。

26 Daiki 12/25→←24



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (264 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
953人がお気に入り
設定タグ:有岡大貴 , Hey!Say!JUMP , Daiki
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:やまぱん | 作成日時:2018年1月21日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。