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34 Daiki ページ34

Daiki




Tシャツとパンツ姿で布団に寝転んだ。



やべー、すぐに寝られる。



Aも部屋着に着替えて、ダイキの方の布団に寝転んだ。


そして、体ごとこちらを向いた。





A「ねえ、今日も泊まれるんだよね」





大貴「おぉ、明日は、当直だから」




A「よかった」





その嬉しそうな顔が、俺の気分を上げた。





大貴「こっちおいで・・・」





A「え・・・」





大貴「いや、何もしねえし。

  チューするくらい・・」





Aの腕を引っ張り、俺の胸の中に入れた。


腕枕に頭を乗せ、俺の目を見ている。


だから、軽くキスをした。


ただ、こうやってくっついて昼寝をするのも、幸せで。


ダイキに見られてもいいから、くっついていたい。






そんな事思ってたら、もう俺の腕の中で、スースーと優しい寝息が聞こえてきた。



心の中で「お疲れ様でした」と声をかけ、俺も目を閉じる事にした。
















ダイキ「マーマ!マーマ!」






ダイキの声で起こされた。


俺の腕枕のまま、反対側を見てしまっている。





A「起きた?」




ダイキ「ママ、こっち!」





Aの袖を、引っ張って、自分の方に来て欲しいみたいだった。


だから、わざと俺も





大貴「ダーメ、こっち!」




と言って、力づくでこっちを向かせた。





A「ちょっと・・・」





ダイキ「だいちゃん、だめー!!」





ヤキモチが、ひどいな。




ダイキは、Aの体の上に乗り、何をするのかと思ったら、俺とAの間に入ってきた。




ダイキ「マーマ、ダイキもだっこ!」




A「え?あぁ、うん・・」





大貴「じゃあ、大ちゃんの大切な物を、一緒に抱っこしちゃおっ!」





ダイキとAを一緒に抱っこした。


ダイキはびっくりした後、楽しくなっちゃったみたいで、キャッキャ言い出した。


だから、もっと力を込めてギュッとした。


好きって気持ちを伝えたくて・・・










夕飯は、手抜きだというナポリタンを作ってくれた。


ケチャップまみれの人がいたけど、その後は、ダイキと一緒に風呂に入った。


ドライブで、昼寝をした割には早く寝てくれて、リビングで久しぶりにゆっくりしているAに、缶ビールを差し出した。





A「ひと口だけね・・・」






ホントにひと口だけ口をつけ、俺に返した。






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作者名:やまぱん | 作成日時:2017年11月5日 12時

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