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大好きな二人に祝ってもらう誕生日・・・
やっぱり、クリームいっぱいくっつけて食べてるダイキ。
「いちご、いちご!」って、ホールケーキの上の苺を、全部食べちゃうし。
まあ、全部あげちゃう親も親だよなとか思いながら、笑顔の三人の、記念撮影をした。
大貴「プレゼントは、お風呂出てからにするね。
ちょっと、キレイになってからの方がいいから」
A「うん・・・」
さっきの、大きな紙袋・・・洋服屋さんのだよね。
楽しみ・・・
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いつもより、早く出てきた二人は、相変わらず、ダイキはすっぽんぽんで、大ちゃんは腰にバスタオルを巻いている。
麦茶を仲良く飲むという、お決まりのパターン。
A「お風呂、行ってくるね」
大貴「今日は、ドライブいかないで待ってるから」
A「うん・・・」
ダイキも眠くなってくるし、早目に出ないと。
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浴室を出ると、脱衣所の向こうで、騒いでる声がする。
いつもは、静かだから変な感じ。
リビングに戻ると、二人がこっちを見た。
大貴「では、お誕生日のプレゼントを渡したいと思います!
ダイキくん、どうぞ!」
ちょこちょこと近づいてきたダイキの手には、画用紙がクルクルと丸められてリボンがかかっていた。
ダイキ「はい、どうじょ!」
A「ありがと・・なんだろ、開いてみてもいい?」
ダイキ「うん!」
リボンをほどき、画用紙を広げた。
A「ふふっ・・・」
そこには、大ちゃんの字で「おたんじょうび おめでとう!」と書かれ、その下に、ダイキが描いた絵があった。
絵と言っても、まだぐにゃぐにゃ、ぐちゃぐちゃなんだよね。
ダイキ「ママとダイキとだいちゃん、かいたの」
A「ありがと。二人で書いてくれたんだね、嬉しい」
きっと、お風呂に入ってる間に、書いたんだろうね。
そんなサプライズ・・とっても嬉しい。
大貴「あと、これは俺から」
さっき、車から持ってきた大きな紙袋・・・
A「ありがと。開けてみるね」
中には、薄い白い紙に包まれた服らしきものと、紙袋がもう二つ入っていた。
A「え・・・こんなに?これ、ダイキの?」
ダイキ「どれ?ダイキのどれ?」
大貴「今度さ、うちの実家に来る時にでも着てよ」
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作者名:やまぱん | 作成日時:2017年11月5日 12時