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Daiki




大貴「あれは?トモさんにお願いしたらいいじゃん。

  トモさんだって、Aちゃんの事好きなんだし」









今度は、首を横にブンブン振っている。









A「トモとは、キスもした事ない。

  きっと、好きって言っても、ちょっと意味が違うんだと思う」









大貴「ハーーッ、そんな訳ねえだろ。

  俺は、誰でも抱くから?

  知らない女も抱くから、大丈夫だと思って?」









すげー怒りをぶつけて、睨んだら、Aちゃんも顔を上げ俺を睨んだ。









大貴「俺の事、その程度に思ってんだ。

  すげーショックなんですけど」










A「・・・私の事・・・大切にしてくれて・・・感謝してる。

  こんなおばさんに、キスしてくれたり、きっと可哀想って思われてるんだと思って。

  だから、可哀想ついでに・・・・お願い・・・します」








大貴「俺は、普通にAちゃんを抱きたいって思ってるよ。

  憐れんでキスしてるわけじゃないし、今日だって、泊ってって欲しくて、一緒に朝を迎えたくて、そのつもりでいた」



 

なんか、力が入らなくなって、大きな声が出なくなった。





大貴「子供・・・一人で育てられんの?

  大変だよ、きっと」









A「・・・・うん、わかってる。

  親の手を借りたりして、ちゃんと育てたい」










前に、言ってたっけ。

別れた旦那の子でもいいから、子供が欲しかったって。

嫌いなやつの子供でも欲しいって・・・・

そいつは、違う女との間に子供作ってんのに・・・











気持を落ち着ける為に、席を立ち、窓際にきた。



さっき一緒に点けた星の形のイルミネーションが、場違いの様に楽しそうで。



見てらんなくて、スイッチを切った。



カーテンを開け、窓も開けた。










冬の冷たい風が吹いた。





今の俺の心には、とても染みて・・・

Aちゃんの前では我慢してたものが、流れてきた。






大貴「今日は・・・・月は出ねえのか?」





独り言のように言ったのに、背中の方から「明日新月だから・・・」って聞こえて。



そう、確か新月は月の形は見えないんだったな。



冬の空に、少しだけの小さな星が見えるだけ。



どんどん滲んでいき、目を開けていられなくなった。











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作者名:やまぱん | 作成日時:2017年10月20日 20時

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