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A「お揃いのお茶碗、不満？」
山田「だから、可愛いって言ってんの。
俺が、ブルーのストライプで、Aは赤のストライプなの？」
A「そお！
この方が、お布団の中でもスベスベとくっつけるし気持ちいいかなーって」
山田「へー、ちょっといやらしいね」
A「え？！別に、そういう事じゃなくて・・・」
山田「で、早速今日から着るの？」
A「うん！」
私を見て、目を細めている。
真っ白でキレイに並んだ歯を見せ、微笑んでいる。
山田「お風呂、入って来な」
ちょっと子供扱いされ、だけど今は、全然嫌な気分はしない。
お風呂が出来る間、包装紙とかリボンとかを片付けて、ピアスを外し、アクセサリーケースにしまった。
涼介は、本当に勉強を少しやっているようだ。
頑張ってるね・・・
お風呂から出て、新しいパジャマを着て、アイスを食べながら待ってたのに、パンツ一枚で出てきて、そのまま押し倒されちゃって。
終わってから、無理矢理パンツとパジャマの上を着せたけど。
いつか、交わらな日には、ちゃんと上下着て欲しいな。
そんな日、あるのかな？
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そこから、怒涛の冬期講習が始まって。
三年の冬期講習は17時半に終わるけど、部活がある1.2年は18時から21時半まであるから。
私のバイトは22時くらいになる事もある。
お疲れの様子の時は、そのまま涼介も帰る事があるし、自習室で勉強後、どこかで外食したりうちで食べたり、塾とうちの辺りをウロウロしている冬休みだった。
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山田「年越しそば、夕飯として食うんだな」
涼介んちは、年が明ける前に食べるんだ。
山田「あのさ、願書、取り寄せたんだわ」
A「うん」
山田「書くの、一緒に見て欲しいんだけど。
お金振り込むのとか、よくわかんねえし」
A「うん、振り込んだ領収書を願書に貼ったりするのもあるし、ちゃんと一緒に見てみようか」
山田「おぉ、助かるわ」
A「ネットで願書出すのも、ある？」
山田「一つ、ある」
A「そっか、何でも早目にやっておいたほうがいいからね」
山田「お正月、実家に帰るの？」
A「ん？今年は、大好きな人のそばにいたいかなって」
そんな事言ったけど、恥かしくなって食べ終わったお椀をキッチンに片付けに立ち上がった。
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作者名：やまぱん
| 作成日時：2017年9月13日 23時
