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山田「ポテサラを、丸く盛ってるんだ。
真ん中あけて」
A「ホントは、ミニトマト使えるともっと可愛いんだけど、嫌いな人いるじゃん
だから、パプリカと、ハムと、エビで飾り付けした」
山田「星の形に抜いてあるの、かわいい！」
A「あとは、チキンも私が焼いてみた。
あと、ミートドリアね。
これは、普通か」
山田「ちょっ！写真撮らして！
高校生カップルだと、外食でもこんなの無理じゃね？
まあ、俺は大人彼女だからな」
嬉しそうに写真を撮ってくれて、私も頑張ったかいがあるよ。
イチゴソーダのグラスを持って、二人で自撮りもした。
チキンとサラダを取り分けてあげて、すごい勢いで食べ始めた。
A「涼介、ついてるよ」
こんなにイケメンなのに、口の周りにチキンのタレをつけていた。
そういう所は、可愛いと思う。
A「涼介んちのお料理の方が美味しいでしょ？」
山田「まあ、不味くはねえよ。
だけど、愛情がな、足りねえかな」
A「そお？」
山田「そりゃー、Aは俺だけの事考えて、作るわけじゃん」
A「まあね･･」
山田「すげー幸せ」
大袈裟なんだから･･･
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A「ねえ、ケーキねお腹いっぱいで食べられないかもだから、イチゴだけにしちゃった。
ちょっと奮発しちゃった！」
山田「それいいよ･･･ケーキ食えないもんな」
ヘタを取り、キレイに並べたイチゴを出すと、涼介は興奮していた。
山田「美味いわ」
A「良かった」
山田「やべー、腹いっぱいになっちゃったよ。
勉強出来っかな」
A「出来ます。
宿題あるんでしょ？」
山田「わかってるって」
私がお皿を片付け始めると、玄関からリュックを持ってきて、私の勉強机の方で、塾の宿題をやり始めた。
その姿を、横目でチラッと見たら
山田「Aとやりたい事、いっぱいあっから。
だから、大急ぎで片付けるから」
そんなの受験勉強じゃないじゃんと思ったけど、日中塾で八時間くらい勉強してるんだから、目をつぶってあげたかった。
でも、宿題はやろうね。
私も、久々にいっぱいお料理をして、片付けにいつより時間がかかったし、ついでに年末の大掃除もする事にした。
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作者名：やまぱん
| 作成日時：2017年9月13日 23時
