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男子生徒2「なんか、A先生の思う壺じゃねえの？」
男子生徒「ほんと、やられたな」
A「ほら、そろそろ19：50からの授業、始まるよ！」
男子生徒「あー、A先生を、ずっとからかってたいわ」
A「やめてよ！もー」
？「ふっ・・」
ガタンガタンと、テーブルの上の問題集とノートを片手に持ち、
バッグを肩にかけ、「じゃあねー」と手を振りながら二階に上がって行った。
A「もー、まったく」
やっと、さっき買ったカフェオレの缶を、カチンとあける事が出来た。
ひと口だけ、口に含むと、柔らかいホッとする甘みが、のどを通っていった。
あー、やっぱり美味しい！
？「プッ・・・」
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ん？さっきから、誰かに笑われてる気がしてたんだよね。
さっきの二人がいなくなって、やっとわかった。
隣のテーブルの席に座り、コンビニのおにぎりを片手に、ペットボトルのコーラに口をつけている彼。
A「ちょっと、山田くん！
さっきから、私の事笑ってたでしょ！」
山田「プーーッ！
人が、飲んでる時に、笑わせんなっての」
A「別に笑わせてないけど！」
山田「なあ、あんた先生なの？」
A「え？！
んーー、先生ではないかな。
ただの大学生だし」
山田「でも先生って呼ばれてんだな。
俺、塾とか初めてだし、その感覚がわかんねえけど」
A「そうだね、私もバイト初日は、ビックリしたよ」
山田「先生って、いくつ？」
A「ちょっと、女子に歳を聞くのって、どうなの？」
山田「大学生なんだから、だいたいの年齢は想像出来るけどさ。
まさか、もう酒が飲めるとかねえよな」
A「今月、21になるけど？
もう、お酒もガンガン飲めます！」
山田「つえーの？酒・・・」
A「・・・・弱い」
山田「だろうな。ちょっと安心したわ。
で、先生、誕生日いつなの？」
A「え？15日だけど」
山田「またおばさんになっちゃうんだなー」
A「ちょっと！ひどいじゃん！」
山田「さっきの奴らが言ってたの、まんざらでもねえな。
『怒った顔も、可愛いー』って」
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作者名：やまぱん
| 作成日時：2017年6月22日 17時
