君に触れたい 10【完】 (Daiki.A) (ページ7)

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28歳、最後の行為の後すぐ、写真を撮られた。

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有岡「ふふっ、やっぱ可愛い！

　やっべ、今何時だ？」

スマホですぐに時間を確認したら、23時半よりちょっと前だった。

有岡「ちょっと、寝よう」

A「うん…大貴もこれ、ちゃんと着て！風邪ひくから！」

有岡「え？あ、うん」

二人とも、パジャマの上とパンツをはき、いつものように、大貴の腕枕でピトってくっついて、

足を絡めて「おやすみ」ってキスをして、目を閉じた。

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ピピッピピッピピッ

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え？もう朝？

大貴は、自分のスマホを手に取り、飛び起きて、ベッドから出て行った。

その後、スマホから時報が鳴り、何をしたいのかわかった。

『0時、ちょうどをお知らせします…』

パーン！

パーン！

A「へ？！

　ちょっと、静かに！」

大貴は、こんな夜中にクラッカーを鳴らしながら戻ってきて、

片手には小さな紙袋がかけられていた。

有岡「A！29歳のお誕生日、おめでとう！

　これ、俺からのプレゼントです！」

A「ありがと。開けていい？」

有岡「うん！」

袋から、中身がアクセサリーなのはすぐにわかった。

婚約指輪を約束している、その指輪を買ったお店の物だったから。

小さなケースをそっと開けると、びっくり箱のように、何か飛び出して、

箱の中身は、大き目のダイヤが一つ、銀色の指輪に乗っていた。

A「これって…」

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