検索窓
今日:16 hit、昨日:1 hit、合計:284,010 hit

20 ページ20





A「ねえ大貴、あれだね、せっかくこんなにキレイにしてもらったんだから

  もっと、色んな人に見て貰えればよかったね」



有岡「ああ、そうだな」



そう、ひとこと言って、新郎はバージンロードを先に歩くらしく、

「待ってるな」って言い残し、行ってしまった。




一人残され、上を見て、深呼吸をした。


メイクの担当の方が、最後のチェックをしてくれて、芸能人にでもなったようだった。



よくテレビで見る、お父さんとバージンロードを歩くやつは、どうするんだろう。

介添えさんがやってくれるのかな。

それとも、一人で歩いて行くのかな。

まあ、介添えさんの言う通りにしていれば、大丈夫そうだからね、指示を待とう。






耳に付けているイヤホンから、何か指示が出たようだった。





「そろそろ行きますね。

 扉が開いたら、深く一礼をして、正面を見てください」







A「は、はい・・・」





今更だけど、友達の結婚式に出た時のことを思い出してみた。


うんうん、うんうん・・・あっ!指輪!





え?え?どうしてるんだろう・・・






「どうされました?」






A「あの、指輪の交換ってあります?

  あの、これはどうしたらいいですか?」





「えっと、エンゲージリングは右手にしておいてください」





さっき、大急ぎでやってもらったネイル中に、「素敵ですね」って褒められて、

このままでいいのか、聞き忘れてたんだ。





え?結婚指輪が、あるって事?





そして大きくて重そうな扉の前に立たされ、もう一度、深呼吸をした。





早く、大貴の側に行きたい・・・





そればっかり考えてた。




「では、行きます」




扉を両側に開くために、二人のスタッフが、片方ずつ取っ手を持っていた。




そして、ゆっくり扉が開き始めると、中から音楽が聞こえ、


扉が三分の一開いた辺りで、「お辞儀して下さい」と言われたので、


深く頭を下げた。




「ゆっくり上げてください」





言われた通りに、ゆっくりゆっくり、友達もやってたように頭を上げた。














A「え?!何で?!」











真正面には、こちらを見ている大貴が立っていて、




私の目の前に、父と母が立っている。




そして、真ん中より右側には、大貴のお父さん、お母さん、お兄さん家族。

左側には、めぐが一人で座って、こっちを見て手を振っている。






大貴・・・




21→←19



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (299 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
675人がお気に入り
設定タグ:有岡大貴 , Hey!Say!JUMP , Daiki
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:やまぱん | 作成日時:2017年5月21日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。