1 ページ1
・
昨年も泊まったコテージタイプのホテルに着いた。
フロントでチェックインする大貴の隣で、手続きを見ていた。
ふふっ・・・
「有」の「月」の部分を離して書くところ。
たまに「岡」の中身が見辛いとこ。
「貴」の横に長いとこが、異様に長いとこ。
やっぱり、この字が好きだな。
カードキーを渡され、二人分の荷物をベルボーイが運びながら、
去年とは違う部屋に案内された。
簡単に設備を説明してくれて、「ごゆっくりお過ごしくださいませ」と、
扉がパタンッと閉まったと同時に
有岡「うわっ！」
真っ白なベッドに、背中から飛び込んで、大の字になっている。
多分、このベッドは「ダブル」じゃなくて、キングサイズだろう。
うちのより、全然大きい。
去年来た時は、まだうちはシングルベッドだったから、広く感じたんだと思う。
A「大貴、運転もしてきたから、疲れたよね」
そう言いながらベッドに近づき、腰をおろした。
私のお腹に腕が回り、バランスを崩して大貴のお腹に、コテンと倒れた。
有岡「やめろっ！」
大きな声と共に、私の頭の下から、大貴の体が抜け、私の頭がドンッと落とされた。
何がやめろなのか、何で転がされたのか、最初はわからなかったんだけど、
うずくまっている大貴をみて、理解した。
私の頭が、おへそに乗ったらしい。
乗ったって言われても、頭の大きさって、まあまああるから、
ピンポイントで攻めたわけじゃないのに・・・
それなのに、随分、雑に扱われた気がする。
A「わざとじゃないじゃん！大貴が抱きついてきたから、いけないんだよ！」
有岡「ちょっとダメージが・・・
少し休憩しよう」
大貴の顔から笑顔が消え、はいていたズボンと靴下を脱ぎ、掛布団の中に入った。
有岡「Aも・・・・ね・・・」
そして、隣の枕をパンパン叩いた。
私の事を怒ってるんじゃないみたいで、ホッとした。
私もズボンと靴下を脱ぎ、アラームを19：00にセットして、
いつものように伸びた、大貴の右腕に頭を乗せ、
朝から、ずっとそうしたかった、大貴にピトッとくっついて、目を閉じた。
・
アラームが鳴った。
可愛い顔で寝ている大貴も、大人になったなって思ってね。
一年前だったら「したい したい」ってすぐ言ってたのに、
今は、こうやって抱き合ってるだけで大丈夫になったなんて、大人になったよね。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 675人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：やまぱん
| 作成日時：2017年5月21日 18時
