検索窓
今日:31 hit、昨日:1 hit、合計:328,185 hit

32 6/17 ページ32






大貴は、嫌な顔、一つしないでそう言ってくれた。


一緒の部屋に泊まれるよって言ったからかな。


かなり喜んでたんだよね。





ボーナスも出るし、もう一泊追加でお願いしたから、


土曜日の朝、仙台を出て、月曜の早朝に仙台に戻ろうって事になった。


大貴も、そこから出勤だね。

















当日は、ホテルで直接待ち合わせた。



ロビーで待っていると、大貴もすぐに来た。




A「大貴、おはよう。

  今日は、よろしくね」





有岡「おはよ。

  うん、よろしく!」




大貴はすでに礼服を着ていて、いつものスーツのイメージと違い落ち着いていた。




A「大貴、今日もカッコいい・・・」




ちょっと小さな声で伝えたら「うるせー」って言って、耳を赤くしている。




A「私、着替えてくるから、ここで待ってて。

  あっ、泊まるための荷物、預けておいてもらえる?」






有岡「うん・・・やっとく」









今日は、月曜日の朝、出勤するため用のスーツを着てきたので、式用のドレスに着替えなくては。




いつもと違う、パールのピアスとネックレスを付け、

髪の毛は、前髪を分け、今日の為に買っておいた、パールのついたバレッタを耳の上あたりに付けた。









A「大貴、お待たせ」




有岡「おっ、やっぱ違うよな。いい感じだよ」




A「ごめん、今日はピアスとネックレス違うのしちゃってるけど」




有岡「わかってるよ、大丈夫」




A「だから、これをこっちに付けてみようかと思うの・・・」




右手の薬指についている、結婚を約束した指輪を外した。


普通は婚約指輪っていうんだけど、これは婚約指輪を約束した指輪なんだよね。



外した指輪を、左手の薬指にはめようとした瞬間・・・





有岡「待って!」




A「え?」




有岡「俺がはめてみたい。ちょっとした練習」




そう言って、私の手から指輪を取り、大貴の左手は私の左手を支え、


ゆっくりと指輪が薬指に入ってきた。





有岡「ここに指輪するの、初めて?」





A「やだー、言ったじゃない。

  この指輪が、人生初の指輪だって」





こんな歳なんだから、同じ事を何回も言わせないで欲しいよ。

恥ずかしいじゃない。





A「多分、婚約者って紹介されると思うから・・・

  大丈夫だよね」





有岡「うん、大丈夫だよ」




33 Daiki→←31 5/7



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (328 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
804人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 有岡大貴 , Daiki
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:やまぱん | 作成日時:2017年4月13日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。