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もう、何がなんだかわからない・・・
伊野尾「では、無事に婚約をされたお二人に、誓いのキスをお願いしたいと思います。」
ヒューヒュー
へえ？何？
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有岡「いいよ、そんな事！
みんなの前でする事じゃ、ねえだろ！」
伊野尾「えー、Aのチュー顔見たいの！」
有岡「見せねえよ！
すげー可愛いけどな！
高木さんは、バックミラー見過ぎだかんな！
ちゃんと、前見て！」
三人のイタズラだった・・・
それでも、私にはショックな情報が、耳にいっぱい入ってきたわけで・・・
すぐに笑顔にはなれなかった。
大貴の横顔にピトッとくっついて、この不安な気持ちを、落ち着かせようとした。
有岡「A・・・」
おでこの辺りで、優しく呼ばれた。
有岡「ごめん・・・色々話してない事ばっかで・・・・
別に、隠してたわけじゃないけど、変な心配をさせたくなかったから。
たまに告られても、全然興味ねえし。
ちゃんと断ってるよ。
今度から、言った方がいい？
まあ、たまにだからさ。
一人で頑張ってるAに、余計な心配かけたくねえんだわ。
大好きって言ってくれて、ありがと。
あと、俺の事かばってくれて、ありがと。
俺も、大好きだよ・・・」
後ろにいる伊野ちゃんは見えないけど、前の二人がチラチラこっちを見ている。
それなのに・・・・
チュッ！
A「や・・・」
パンッ！
パパンッ！！！
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伊野尾「おめでとー！
なんだよ、有岡！
我慢出来なくなっちゃったのかよ！」
有岡「つーか、またクラッカー！！
ホント、やめろって！
こんな可愛い目されたら、キスしたくなるだろうが！」
恥ずかしくて、大貴の首に、顔を隠した。
八乙女「はい、これ！
俺達からのプレゼント！」
有岡「え？マジで？！」
大貴は光くんから受け取り、その包みをちょっと雑に開けだした。
私も、隣からのぞいていると、それぞれ赤と青のスマホケースだった。
大貴がクルッと裏返すと、有名なネズミのカップルが・・・
赤には女子のネズミ、青には男子のネズミ。
両方を並べると、キスをしているという、可愛いペアのスマホケースだった。
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作者名：やまぱん
| 作成日時：2017年4月13日 1時
