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私が、しらけた事言ったせいなのか、大貴は黙ってしまった。
ドライヤーを片付けながら、前を覗き込んだら、可愛い顔して寝ていた。
昨日もそうだけど、よく、この直立不動の形で、寝られるなって思って。
ちょっと緩んでいる唇に、私の唇をチュッと重ねてみた。
有岡「はっ！」
A「おはよ。
もう、寝る？まだ、早いけど」
今は21時ちょっと過ぎ・・・
有岡「また寝てた？
ドライヤーが気持ちよくてさ、ダメだな。
まだはえーよな。
でも、あれだな。
ソファーがないとイチャイチャする場所がベッドしかないから、必然的にベッドでのイチャイチャになっちゃって、早く寝られるような、そうでもないような・・・」
A「何言ってんのか、よくわかんないけど。
ベッドに行くって事？」
有岡「はっきり言うと、恥かしいって言うからさー。
あやふやに言ってるんじゃん！
東京では、ベッドがソファーの役目もしてたけど、部屋が二つあるから、ベッドに行っちゃうと、テレビも遠くなるしな。
早く、ソファー来ねえかな」
A「次に会う時には、届いてるはずだからね」
有岡「おぅ。
ソファーで膝枕してもらいながら、映画見てえなー」
A「うん・・・」
有岡「って事で、今日は仕方なく、ベッドでイチャイチャしますんで」
A「仕方なくって。それに、いつもイチャイチャしてるけどね」
有岡「いいから、来いよ！」
ちょっと強めに言われて、そして手首をつかまれた。
最近、ちょこちょこ現れる、乱暴な感じの大貴も、嫌いじゃないんだよね。
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作者名：やまぱん
| 作成日時：2017年3月6日 21時
