君に触れたい(Daiki.A) (ページ25)

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再び目を覚ました時は、お昼の12時半を過ぎていた。

キスだけしかしてないけど、それでもやっぱり、部下の腕の中で寝てしまった自分に、罪悪感を覚えていた。

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そっと、腕の中から抜け出して、着替える事にする。

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冷蔵庫の中を確認したけど、簡単な物しか作れそうになくて

チーズとほうれん草のオムレツ

春キャベツの味噌汁

おにぎり

デザートの苺

有岡くんの口に、合うかな…

そう思った時、目をこすりながら引き戸を開け

有岡「おはようございます…」

まだ半分寝ている声で、起きてきた。

A「おはよう。

　三度寝くらいしたから、変じゃない？

　朝ごはん、食べられる？」

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有岡「あっ！！」

A「え？どうした？」

寝ぼけた目がパッチリ開いて、目が合った。

有岡「いや、あの････スカート････スカートはいてるから」

A「え？あぁ…おかしい？

　いちおう女なので、休みの日はね」

デニムのワンピースを選んだんだけど

膝下も出てるし、おかしかったのかな････

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有岡「可愛いです…

　俺、結構好きです」

顔を真っ赤にして、斜め下を見ながら言われたので、こちらも恥ずかしくなって、下を向いてしまった。

有岡「あの、顔洗ってきます････」

そう言って、洗面所に向かった。

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A「有岡くん、タオル…」

有岡「あ…すみません」

タオルを渡す時に、ちょっと指が触れて、ビックリして手を引っ込めた。

さっきまで、腕の中で寝ていたのに、私って変だな････って思いながら、テーブルに朝食を並べた。

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