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番外編7[甘] ページ11

拓朗がおかしい。


家に帰ってきて、話しかけても「うん」「へぇ」とか上の空。


体調崩しちゃったかな。


そんな感じで夕食まで済ませると、私からのサプライズ。





『拓朗、目つぶって』


訳がわからないっと言った顔で見つめてくるけど、


目を閉じてくれた。


急いで、冷蔵庫に取りに行く。



『開けていいよ。』


川上「!?

っみんなにあげてたのとは、違う・・」



びっくりしたように呟く。



『あっ、みんなのと一緒がよかった?

やっぱ、拓朗は彼氏だし

みんなのより少し豪華にしたんだけど、

嫌、だったかな?』


余計なことしちゃったかな。



喜んでくれると思ってて、

予想外の反応に困ってしまった。






グイッ。




急に手を引かれ拓朗の腕の中へ。


川上「めっちゃ嬉しい。ありがとう。

これ貰えるのは俺だけなんやろ。

俺ってAの特別なん?」



予想外だった。

こんなに喜んでくれるなんて。


『もちろん。拓朗は私の特別だよ!

私は?拓朗の特別?』


川上「当たり前やろ。

Aがおれば、なんでも頑張れる。」



っっっっ///////

おかしい!!こんなに優しくて甘い拓朗、知らない!


『た、拓朗!?どうしたの?』


川上「嫌やった。Aが俺以外の男の隣にいることが。

俺だけのAでおって。

Aのせいやからな。

こんな俺になったんは。

責任とって俺の隣にずっとおって。」


拓朗も嫉妬してくれてたんだ。


なんで、こんなに愛おしいんだろう。


『ずっと隣にいるよ。

拓朗の全てを愛してるんだから』



川上「なぁ。ダメ?」


私をソファに押し倒し、熱のこもった瞳で見つめてくる。


『この時点で、私に拒否権は?w』


川上「あるけど、俺がどうにかなる。」


『いいよ。優しくしてね。』







川上「っっ、ふ、A愛してる」


『っはぁ、っん、私も、愛してる』


男らしい表情。

余裕のない表情。


私だけが知ってる拓朗の顔。


絶対に誰にも取られたくない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


髪を撫でられている気がして目がさめる。


川上「はよ。大丈夫?」


『おはよ、うん。』


幸せな朝を迎える。


『ねぇ、拓朗?

お返しは拓朗の手作りがいい』


川上「絶対にまずいで。

それでもええん?」


『食べてみたいの。

拓朗が私のことを思って、作ってくれたものを。』


川上「しゃーないな。」



やっぱり何かと私に弱い彼とのお話。

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虹華(プロフ) - 笑葵さん» 返信遅くなってしまい、すみませんでした!プーさん、可愛いですよね!私の身の回りの物は、ほとんどスティッチで成り立っていますw (2019年10月27日 3時) (レス) id: f79e66fba2 (このIDを非表示/違反報告)
笑葵 - 私もディズニー好きです。1番はプーさんです。プーさんのものがあるとつい買ってしまいます。 (2019年9月8日 14時) (レス) id: 6a61485c3d (このIDを非表示/違反報告)
虹華(プロフ) - お非〜リアさん» コメントありがとうございます!確かにそうですね!普段ドSな彼氏が嫉妬するって萌えます。 (2019年5月15日 20時) (レス) id: f79e66fba2 (このIDを非表示/違反報告)
お非〜リア - 続き気になる。川上さん現実には嫉妬とかしなそう。しても完璧に隠し通してそう。 (2019年5月14日 20時) (レス) id: 9329784674 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:虹華 | 作成日時:2019年5月2日 22時

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