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第七十三章 ページ33

慶応二年九月になった


確かそろそろ制札警護の任が新選組に言い渡されるはず




「左之さん。そろそろ時間」


新八と千鶴と話している左之さんに隊士の代わりに声をかける


「おっと、そろそろ刻限だな」


「気をつけて下さいね、原田さん、夕奈ちゃん」


「あぁ」


「うん、行ってきます」


心配そうに見送ってくれる千鶴に向かって、笑顔で返事をした

私はこれから左之さんと制札警護に行く
何故かと言うと、土方さんに同行するように言われたからだ




早朝、朝ご飯の前に土方さんに呼ばれた

こんなクソ眠い時になんだ?
しかも、朝ご飯の前って

私は欠伸を噛み締めながら土方さんの部屋に向かう

そして辿り着いて「土方さん、桐生です」と言えば中から返事が返ってきて静かに開ける


「で?こんな早くにどしたの?」


「桐生。お前は今日、原田と共に制札警護に同行してくれ」


「....は?」


土方さんの言葉に聞き間違いかと耳を疑う
何を言ってんだこの人は
正気か?


「土方さん。寝言は寝て言うもんだよ」


「はぁ!?寝言じゃねぇよ!!何馬鹿なこと言ってやがる!!」


「じゃあ何、寝起きだから頭が正常運転してないとか?」


「俺は至って本気だ!!お前の方が寝惚けて理解力低下してんじゃねぇのか!?」


下らない、大人気ない私達のやり取りは他人が聞いたら呆れるだろう、間違いなく

でも、それ程信じられなかった
だって何で私なんかを同行させる必要がある?
意味わかんない

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設定タグ:薄桜鬼 , トリップ , 原田落ち   
作品ジャンル:アニメ
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ぷー(プロフ) - mizu217(ニイナ)さん» そう言っていただけてめちゃくちゃ嬉しいです!!キャラ崩壊してないかとか色々心配ですが...かっこよく書けててよかったです! (2017年8月25日 12時) (レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
mizu217(ニイナ)(プロフ) - もう、無理です。左之さんかっこよすぎです〜!! (2017年8月25日 4時) (レス) id: 908cde38bf (このIDを非表示/違反報告)
ぷー(プロフ) - Asoraさん» お心遣いありがとうございます。優しさが心に染み渡ります...!これからもこの作品に目を通していただければと思いますので、よろしくお願いします。 (2017年8月24日 8時) (レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
Asora(プロフ) - ぷーさん» いえいえ! こんな事言える立場では無いですが無理はしないでください!何時迄も楽しみに待っていますので! (2017年8月23日 22時) (レス) id: 32969ac174 (このIDを非表示/違反報告)
ぷー(プロフ) - Asoraさん» ご指摘ありがとうございます。全然気付きませんでした...!!また何かありましたら、教えて頂けると嬉しいです。そして、嬉しいコメントありがとうございます。そう言っていただけて本当に嬉しい限りです。これからも楽しんで頂けるよう頑張ります! (2017年8月23日 22時) (レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷー | 作成日時:2017年8月21日 10時

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