第五十九章 ページ49
「引いていただけませんか？禁門の時と同様、私は君と戦う理由がない」
「生憎だが、俺はあんたと戦う理由がある」
「仕方ないですね」
そう言うと天霧は地面を蹴って一気にはじめくんよりも高い塀の上に降り立った
「へっ、てめぇの面を拝むのは禁門の変以来だな。あの時夕奈を傷つけた事、忘れちゃいねぇぜ」
そして、左之さんも塀の上にいる匡の所へ向かうと、口角を上げながら口を開いた
「俺様の銃とお前の槍、この距離でどっちが有利か見てわからねぇのか？」
「不知火とか言ったかぁ？余裕かまして油断してんじゃねぇよ！」
「届いてねぇぜ！」
左之さんは何度も槍で突いて攻撃をするが、匡はいとも容易く避けて行く
そしてーーー
「何故撃たねぇ？」
「はっ、銃声を聞きつけたつまんねぇ奴らに、水を差されたくねぇからな」
左之さんの槍は匡の額で、匡の拳銃は左之さんの額でピタリと止まる
めっちゃかっこいいシーンだよここ
乙女のみんながアニメとかゲームできゃーっ！！っていうシーンだよここ！！
生で見れるなんて！！ご馳走様！！
あ、今はそんな雰囲気じゃないんだった
千景と対峙している私達は、まだ誰も刀を抜かない
千鶴が震える手で鯉口を切った時、何処からともなくザキヤマがやってきてそれを制す
「その必要はない」
「山崎さん」
「君はこのまま俺と一緒に屯所へ戻れ。桐生君、君もだ」
ザキヤマの言葉に私は無言で頷いて見せ
「武士気取りの、田舎者がぁぁ！！！」
千景は限界がきたのか叫びながら刀を抜き、一気に振り下ろす
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ぷー(プロフ) - 神崎舞様。気付かず申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます。早急に直させていただきます。また何か気付いた点などがございましたら、仰って頂けると嬉しいです。コメントありがとうございました。 (2017年8月18日 11時) (
レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
神崎舞(プロフ) - 名前変換されないで夕奈のままになってる話が何話かあるのですが？ (2017年8月18日 9時) (レス) id: 348d6ee4b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷー | 作成日時：2017年8月17日 11時
