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原田side ページ28

今はちょうど丑の刻か
こんな時間に目が覚めちまうとはな

厠にでも行くか

俺は布団から起き上がり、支度をして部屋を出た



廊下を歩いていると、土方さんの後ろ姿を発見した
こんな時間に何してんだ?
不思議に思いながら近付くと、土方さんの前にも一人いることに気づく


「土方さん?と夕奈か?何してんだこんな時間に?」


「ーーーーッ!!??」


俺が後ろから声かけたことに驚いたのか、夕奈の肩は大きく跳ね上がった

そしてゆっくり振り向いて俺だとわかり、一気に体の力が抜けて安堵の表情になる


「お前怖がり過ぎだろ」


「しょ、しょうがないじゃん!いきなりだったし、私は怖いの苦手なんだってば」


土方さんはこいつの反応を見て面白かったのか笑ってやがる
....何か、この二人気付いたらかなり仲良くなってるよな
くそ、余裕なくなるなんざ、俺らしくもねぇ

そんな事を考えていれば、視線は下がり二人の手に止まる
何で、手なんか掴んでんだよ

俺の視線に土方さんは気付いたみてぇだが、今は冷静を取り繕う事で一杯一杯だった


「んで?こんな時間に何やってたんだ?土方さんの手なんか掴んじまって」


「え、あ、これはその....こ、怖いから一緒に行ってもらおうと思って」


「何処にだ?」


「か、厠に」


「.....おまっ....ククッ」


夕奈は手を離しながら俺の問いに答える
だが、その返ってきた答えは予想していなかったものだった
厠、という言葉を聞いて俺は肩を震わせて笑いを堪える

おいおい、そんな理由で一人で厠に行けねぇって....可愛すぎるだろ

なるほど、それで起きてた土方さんを連れて行こうとしたわけか

自分の中で納得していると、土方さんが聞いてきた


「原田こそこんな時間に何してやがる」


「っ...あぁ、目が覚めちまってな。厠に行こうとしてたんだ」


「なら丁度いい。こいつも連れてってやってくれ。俺はまだ仕事が残ってるからな」


仕事って...今はもう丑の刻だぜ?
ちったぁ休まねぇと、ぶっ倒れちまうぜ土方さん


「おいおい、こんな時間までやってんのかよ?休まないと体壊すぜ土方さん」


「今やってんので最後だからな。終わったら寝るさ」


「気をつけろよ?できる事があったら、俺も手伝うからよ」


「あぁ。すまねぇな」


この人は本当に自分で何でもやろうとするからな
それでいて他人の細かいとこまで見てんだ、疲れねぇわけがねぇ

明日、斎藤と話してみるか

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作品ジャンル:アニメ
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ぷー(プロフ) - 神崎舞様。気付かず申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます。早急に直させていただきます。また何か気付いた点などがございましたら、仰って頂けると嬉しいです。コメントありがとうございました。 (8月18日 11時) (レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
神崎舞(プロフ) - 名前変換されないで夕奈のままになってる話が何話かあるのですが? (8月18日 9時) (レス) id: 348d6ee4b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷー | 作成日時:2017年8月17日 11時

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