原田side ページ38
あれから俺は千鶴の部屋の前で邪魔にならないよう座って待機していた
中からは何やら盛り上がっている声が聞こえる
しかし、あの格好は目のやり場に困った
曝け出した素足に体の線が丸わかりの細身の着物
他の奴に見せたくねぇなんて、そんな事会って間もない相手に思うなんてな
知らないうちに苦笑が漏れる
「え、ちょっ、わぁ!!!」
「え、きゃあぁ!!」
ーーーードンッ!!!
晴れている空を見上げながら待っていると突然中から叫び声と物凄い音が聞こえ
慌てて立ち上がり勢い良く障子を開ける
ーーースパーンッ!!!
「千鶴!夕奈!凄い音がしたが一体どうし......っ!!??」
目の前の状態を見て俺は固まることしかできなかった
おいおい、こりゃどういう事だ!?
夕奈が千鶴を押し倒して...ってんな事まだ小せぇ問題だ!
一番の問題は夕奈の格好だ!!!
女の大事な二箇所しか隠れていない物を着て、それ以外は素肌が惜しみなく曝け出されている
夕奈の体は思っていたよりも引き締まってて、すらりと細く程よい筋肉がついている脚や腕に思わず見がいっちまう
「................」
その細い体を強く抱きしめて、俺だけのものにしてぇと思っちまう
俺は驚きと下心で無言のまま動くことができずにいた
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作者名:ぷー | 作成日時:2017年8月11日 20時