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登校中は会話をして。
教室では適度に距離を取って。
部活では必要最低限の会話をして。
下校してる途中で極たまにコンビニとか寄り道して。
おうちに着いたらどっちかの家で夜まで過ごしたり、たまにそのまま帰ったり。
.........あれ？
付き合う前とあんまり変わらなく無い？
なんて思ったり、思わなかったり。
「いや、思おう！？」
「やっぱり？」
思ってたよりも大きな声が出ていたひーくんにびっくりしながら、私は何処か、頷いてしまった。
時間は少し遡って1時間くらい前。
今日は部活がオフの日で、日直のふっかは今日誌を置きに行っている。
私はそのふっか待ちで、たまたま一緒に来たひーくんとさっくんが話しかけてくれた。
「どしたの？ふっか待ち？」
「うん。日直だから。」
「ねえねえ今からデート？！ねえデート！？」
「佐久間、落ち着けって。」
元々大きい目をさらに開いて、キラキラと期待の眼差しを向けるさっくんに私は苦笑をうかべた。
それを見てひーくんがさり気なくさっくんの肩を掴んで落ち着かせるけど、ひーくんこそ興味津々という感情が顔に出ている。
そんな楽しい待ち時間だったら、私は今2人に笑顔を向けていたことだろう。
「残念、ただ帰るだけだよ。」
「えー？またまたぁ」
なんて言われるけど、ほんとにそうなんだよなあと、返事に困っていたら、意外にもこれにびっくりしていたのはひーくんだった。
「......それまじ？」
「え？...う、うん？」
「まさか1回もデート行ったことないとか言わないよね？」
「まさかの意味は分からないけど、多分そのままさか、かな？」
そう言った瞬間、2人はため息をついた。
なんで？なんて思う間もなく、ひーくんはスマホを取りだして。さっくんは私よ腕を引いて空き教室に連行された。
扉もしまって、出来るだけ窓辺の席に行く。
名も知らない誰かの机、ちょっとだけお借りします。と、心の中で恐らく意味の無い謝罪と許可をとりつつ席を借りた。
向かいにはそんな罪悪感を微塵も感じてないと言わんばかりにさっくんが行儀悪く椅子の反対を向きながら座っている。
なにか連絡が終わったのか、ひーくんまで隣に来た。
「さ、2人の話をじっくり聞かせてもらおうか？」
なんていうひーくんと、ずっと見続けるさっくんの視線から、逃げられないと悟った私は、2人の質問攻めを甘んじて受けることにした。
で。少々時間は戻して。
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函娘(プロフ) - ずっきーに様、ありがとうございます！！上手くキュンとして貰えたのがもう嬉しいです！！ (10月3日 5時) (
レス) id: f828428891 (このIDを非表示/違反報告)
ずっきーに(プロフ) - はじめまして！今日一気見させていただきキュンとドキドキで面白かったです。更新楽しみにしてます。 (10月2日 23時) (レス) id: 386b7f6774 (このIDを非表示/違反報告)
函娘(プロフ) - よちよち様、ありがとうございます！マイペース更新なのでどかっと更新したり一日あけたりしてますが、最後までお付き合いいただければと思います( '∀︎' ) (10月2日 17時) (レス) id: f828428891 (このIDを非表示/違反報告)
よちよち(プロフ) - 初めてコメントします。物語を読んではまりました。続き楽しみです。 (10月2日 11時) (レス) @page1 id: 4e991b48a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：函娘 | 作成日時：2023年10月2日 10時
