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83話〜風邪〜 ページ36
〜ローside〜
戦闘が終わり近くにいたAに目を向けるとやけに疲れた様子だった
甲板の柵に体を寄りかからせ息をあげている
いつもならこのくらいの戦闘余裕で終わらせてるこいつがここまで疲れているのはおかしな事だった
体調崩してんじゃねぇかと声をかけようとすると
船が波で大きく揺れた
すると、柵に寄りかかっていたAは
海へ落ちた
ロ「…は！？A！！！」
シ「ちょっ、キャプテン！！」
((ﾊﾞｼｬﾝ!
咄嗟に体が動いてあいつを追いかけるように俺も海へ飛び込んだ…が
何をしてるんだ俺は
普段なら分かりきってること
能力者である俺が海に飛び込んで助けに向かったところで泳げやしない
こいつのことになると俺は正常な判断が出来なくなるらしい
それでもなんとかしようとAに腕を伸ばす
でも伸ばす以上の事は出来なくてしばらく手は空を切り続けた…実際には海水だが
幸い俺の方が体重が重いからかAに自然と追いついた
意識を失ったAの腕を掴んで今出る精一杯の力でこちらに引き避けたはいいが
ここから何も出来ない
泳げないから船へ戻れない
するとペンギンがこちらに向かってきていた
…助かったな
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moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれると嬉しいです。待ってます。 (2020年9月16日 20時) (
レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影星 | 作成日時：2020年7月1日 19時
