とあるライバーの兄妹【2j3j】

配信後 ページ25

剣持side


あ｢……っはぁぁぁぁ…｣


剣｢…終わりましたね｣






自分のスマホで配信が終了したのを確認して
一気に力が抜けたように机の上にペタンと突っ伏した
自分の親友に話しかける



実は配信中ずっと僕は彼女の後ろに居た
よく物音1つ立てずに居られたものだ
我ながら凄いと思いますよ


今日僕が聞いてるのかなってコメントも見えても
聞いてるどころか同じ部屋に居ますよって言葉を飲み込み
ただひたすら黙って彼女の言葉とコメントに意識を集中させていた






あ｢終わった終わった…
え、大丈夫だったかな……｣


剣｢僕もスマホで配信のコメント追ってましたけど
まぁ設定として捉えることにする方が多い印象でしたかね
あなたがそう言うからそうって事でって感じで｣


あ｢最初からそんくらいに捉えてくれればと思って話したし
設定として捉えてくれたリスナーが多いなら上手くいった方なのかな

最後の方ちょっとバチバチしてたのが心配になったけど…
後でTwitterで一言言っておこう
……ちょっと飲み物入れてくるわ
刀也何がいい？｣


剣｢確かに一言言っておいた方がいいですね
…Aは何を飲むんです？｣


あ｢わたしはココア｣


剣｢じゃあ同じで｣





そう言うとAは立ち上がってキッチンに向かって行った

同じ部屋に居たとと丸も彼女について行って部屋を出ていく
必然的に部屋にぼっちになった僕は再びスマホに目を向けて
さっきの配信に対するネットの反応を調べた

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